理工学部は、ものごとを科学的に研究し、新しいものを創造し、社会を豊かにする大変魅力的な学部です。これまで先人達は、自転車から自動車、航空機、ロケットを実現し、宇宙へ人工衛星を旅立たせました。離れた場所と通信するため、現在では電磁波を利用したスマートフォンなど高速ディジタル無線通信を皆が利用しています。大量のデータを共有できるようになり、データを人工知能(AI)により人に代わり解析し社会問題を扱うこともできます。これは理工学の一例です。皆さん理工学部で新しい社会を築きましょう。
学生のものづくりを支える各種設備や作業スペースを完備した「ワークショップ」を設置しており、既存の工作機械を使ってのものづくりはもとより、図面をもとに「研究装置」そのものから手作りすることも可能です。
理工学部の学生に求められる問題解決力を鍛えるのが「PBL(Project Based Learning)」です。自ら課題を見つけ、個人または少人数のグループで解決策を見いだしていく中で、実践的なスキルが身に付きます。
研究成果は毎年多くの論文誌への掲載、国際会議での発表・受賞などにつながっています。学ぶほどに奥深く、やりがいを感じ、学科により約3~5割の学生が卒業後の進路に大学院を選択しています。
機械工学とは、機械を設計・製作するための学問です。あらゆる製造分野を支え発展させる「ものづくり」の基礎であり、日本が世界に誇る製造技術の根幹といえる分野です。本専修では、熱力学・機械力学・流体力学・材料力学を基礎に、航空宇宙分野やデータサイエンス、情報工学、電気・電子工学、経営マネジメント領域まで、技術開発の可能性を追究し続けています。
本専修では、航空機の操縦とそのために必要な機械工学を学ぶことで、現在、世界的に不足傾向にあるパイロットと、高度な機械工学の知識を身に付けた航空エンジニアの育成を目指しています。卒業後は、プロパイロットのライセンスを取得してエアラインを目指す道や、航空業界や製造業を目指す道が開かれています。
家電製品から航空機や自動車、ロボット、エネルギー供給まで、幅広い分野に及ぶ電気や電子の仕組みを理解したり、電気や電子を産業に応用したりする技術を研究する学問が電気電子工学です。本学科では「共創」という学科理念のもと、これらの幅広い領域で貢献できる広い視野、創造性、ビジネスセンスを持った技術者・研究者を育成しています。
応用情報工学は、私たちの生活全てに関わる基盤技術である情報通信技術(ICT)を理解し、新たな利用法の研究・開発をする学問です。本学科では、基礎をしっかり学ぶとともに、多様化を続ける現代社会の中で発生するさまざまな問題に対処し、前例のない新しい価値を創造・提言できる優秀なエンジニアや研究者の育成を目指しています。
経営システム工学とは、企業の人・モノ・お金・情報にまつわる仕組みに関する課題を工学的アプローチで解決する学問です。本学科では、企業組織の中の問題を数理モデルで表現し、多様な解析手法を使って問題に対する提言を行う力を育成。企業が抱えている課題を数理的に理解し、経営イノベーションに取り組める人材を育成します。
科学の礎である物理学と数理学を基礎に、理系・文系という枠組みを超えてあらゆる分野に自分の力で切り込みマネジメントする方法を追究する学科です。「科学のみちすじ」と呼ぶ科学的問題解決の方法と理論を修得し、地球温暖化、資源エネルギーの枯渇、少子高齢化など現代の諸問題に対峙できる「理系ジェネラリスト」の育成を目指します。大学院でさらに学びを深めることができます。