経済学は、経済・社会のしくみを研究する学問です。個々の経済活動は個々の消費者や企業などの間で行われますが、集積としての経済・社会状態は、個々の活動からはなかなか想像できません。例えば、似たようなカフェがいくつも並ぶ、それが、潰し合うこともあれば、競争しつつも共存していくこともあります。これは、カフェという業種特有のことかもしれないでしょうし、時代・地域・文化・歴史・流行や人々の意識の違いにもよるでしょう。また、他の業種や産業、政府の政策、さらには遠く離れた地域の事情が影響する場合さえあります。そうした構造や動きを知り、その中で自分の再確認を行い、世界への情報発信を行う、それが経済学部での学びの目的となります。
経済学部のカリキュラムは基礎的な科目から専門的な科目へと続く積み上げ式のものになっています。カリキュラムマップを活用し学修を進めることで、「卒業後になりたい自分」への道筋をつけることができます。また、高校での知識の補強と経済学へのつながりとなるよう、導入科目やブリッジ科目も配置しています。
経済学部は大規模学部ですが、1年次の入門ゼミ、2~4年次の専門ゼミにより、少人数教育も重視しています。「学生研究報告大会」「ディベート大会」「プレゼンテーション大会」は、ゼミを中心とした学問的交流行事で、発信力や交渉力などの高度なコミュニケーション能力を磨く場となっています。
経済学部には、法政15学部中最多の留学生が在籍しています。英語学位プログラム「IGESS」では、全ての授業を英語で行います。また、留学のサポートも行っています。将来、持続可能なグローバルビジネスに携わりたい、海外で専門的な研究を深めたいといった学生への環境を提供しています。
経済学は、家計・企業・政府などのさまざまな主体間の経済活動を捉えることで、世の中の仕組みやつながりを考える学問です。本学科では、「金利引き下げ」「円高・円安」といった経済学の知識から、「少子高齢化」「社会保障」といった社会問題に至るまでを学び、論理的な思考法によって問題解決への道を模索できる人材を育成します。
本学科では、リアルタイムで変化し複雑化する世界経済を分析し、原因を解明していくため、共通言語としての英語と経済をグローバルに捉えるための知識習得を重視しています。国際社会で貢献できる人材の育成を目指し、グローバル社会で経済問題を堂々と論じて相互理解や問題解決できる力を養います。
多様化する現代の企業活動や産業構造を、経済学の視点から分析する学科です。国際経済や労働経済、環境経済といった経済学の理論に、企業経営や経営分析・会計制度などの科目をリンクさせて学ぶカリキュラムで企業活動の理解を深め、新時代のビジネス創造に向けて即戦力となる人材の育成を目指します。