学部・学科

人間と文化の本質に迫り、人類の未来への地図を描きます

法政大学文学部は1922年に創設された、長い伝統を持つ学部です。98年の歴史の中で、個性あふれる教授陣と学風によって、人文科学の発展に貢献し続けてきました。哲学・日本文学・英文学・史学・地理学・心理学と、各学科の領域は異なりますが、人間と文化の本質を追求する点では、学部全体が共通の目標を有しています。学問的にも人間的にも豊かに成長できる場を、文学部は提供します。

文学部の特色

充実した初年次教育

大学での学びに必要な力を養う授業を全学科で開講、多数の学生が履修します。自ら学びを深めるスキルを修得します。

ゼミ中心の少人数制教育

希望者全員がゼミに所属できます。教員と直接コミュニケーションできる少人数の環境で、研究や発表の方法などが身に付きます。

社会人力を培う文学部共通科目

現代社会で生き、働くために役立つ良識を養うために「文学部生のキャリア形成」「現代のコモンセンス」を開講しています。

哲学科

広く学び、深く考えることで 教養と「実践知」を身に付ける

哲学とは、古今東西の思想を手掛かりに人間にとっての根源的な価値を探究する、全ての学問の源です。私たちの社会は今、大きな変革期のさなかにあります。物事の原点に立ち返って問いかけることが求められる現代だからこそ哲学は必要な学問の一つだといえるでしょう。本学科での4年間の学びを通して、あらゆる物事と自らの本質に迫り生きるための根源にたどり着くことができるはずです。

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実践知が磨かれる、学びの環境

東洋・西洋の哲学、論理学、倫理学、宗教学、美学・芸術学や心理学、社会学など多彩な学問分野から、関心に応じて科目を選択して学ぶことができます。そして、「ものの見方」を多様な角度から学ぶことによって、柔軟な思考力や深い洞察力を養い、困難な時代を強く生き抜くための「実践知」を身に付けることを目指しています。

海外研修を行う「国際哲学特講」

教室での学習の後、学期末に約1週間ヨーロッパへ出掛け、現地ドイツとフランスの学生と異文化理解をテーマに合同ゼミを行います。人間交流を通して哲学を学びながら、国際的な視野を養います。

多様な専門領域を学べるカリキュラム

体系的で総合的な教育カリキュラムを設置。哲学・思想から心理学・社会学関係などの関連分野まで、広く学ぶことができます。

4年間の学びを充実させる「基礎ゼミ合宿」

本学科では、入学してすぐに「基礎ゼミ合宿」を実施します。学生同士の交流が深まるとともに、教員と学生との距離も縮まり、大学生活のスムーズなスタートを切ることができます。

日本文学科

一つ一つの言葉とむきあいながら 日本人の心と文化の本質に迫る

いにしえより今日に至るまで、日本文学は「言葉」によってさまざまな「生」のありようをつむぎだしてきました。千数百年にわたって培われてきた無数の作品や、日本語という言語は、現代を生きる私たちが受け継いだ大きな遺産であり、それを次の世代へ引き継ぐとともに、新たな言葉の文化を創造し、さらに豊かにしていかなければなりません。日本文学科では、一つ一つの「言葉」との関わりを大切にすることで、そこに潜む日本人の心や文化の本質を追究しています。

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実践知が磨かれる、学びの環境

古代から現代に至る文学と言語の基礎を学んだうえで、日本の文化を見渡せるようなカリキュラムが組まれています。1年次には、大学で必要となる日本語能力の基礎を養う科目として「大学での国語力」「ゼミナール入門」を設置。2年次からは、「文学」「言語」「文芸」の3コースに分かれて専門的な学びを進めるとともに、ゼミナールに所属して卒業論文へとつながる研究に着手します。

学生のニーズに対応した科目を設置

卒業後に出版や編集に携わる職業を志す学生も多く、ニーズに対応して「メディアと社会」「編集実務」といった関連科目を設置しています。また、学科生が企画・編集を行って、文芸誌(写真)を刊行するなど、本づくりのプロセスも体験できます。

広い視点から「文学」「言葉」を捉える

文学や言葉を、より大きな「文化」という視点から捉えて学びます。たとえば文学コースでは、児童文学や能楽など関連の分野をも研究し、また言語コースでも今日の若者言葉について研究するなど、学びのフィールドは多岐にわたります。

興味・関心に合わせた3コースを設置

  • 文学コース
    上代から中古、中世、近世、近代、現代まで、各時代の文学や、古典芸能・音楽また中国古典文学などの特徴を基礎から学びます。
  • 言語コース
    日本語を中心に、「言語」の複雑さや面白さを、さまざまな角度から体系的かつ実践的に学びます。
  • 文芸コース
    第一線で活躍している作家や文芸評論家が、実作を指導。卒業論文は、創作した作品を提出します。

英文学科

英語を基礎に、文学・文化研究から 言語・外国語教育の科学まで

グローバル化の進展に伴い、もはや英語はコミュニケーションの道具にとどまらず現代文化を象徴する存在として、私たち日本人の生活にも深く浸透しています。このような時代だからこそ、英語という言葉について深く考え、そこから未来を見通す視座を持つことが大切だといえるでしょう。英文学科では、英米の文学作品を学ぶことで異文化への感性と批評眼を養い、英語の歴史や言語一般の仕組みを知ることで、体系的・科学的に考える力を培います。4年間の学びで、英語圏の文化および地域を超えた、人類の叡智に迫ることができるのです。

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実践知が磨かれる、学びの環境

英米文学・比較文学分野では小説・詩・演劇・映画などを対象に、批評と解釈の多様性を探り、作品に描かれた人間性についての理解を深めます。また英語学や言語学の分野では、英語や日本語をはじめとする言語の研究を、身近なデータの分析から機器を使った実験まで幅広い方法で行います。学びの基礎となる英語の基礎学力向上や英語教員を目指す学生向けの科目も充実しています。

柔軟なカリキュラム

「文学」「英語学」「言語学」の3分野で、基礎から応用に至るまで多様な講義科目を設置しています。そのうち必修科目は卒業論文のみで、他は全て選択必修科目または選択科目です。興味・関心に合わせて、3分野の中から自由に受講できます。

複数のゼミで学ぶことも可能

本学科では3年次よりゼミに所属します(2年次より履修可能)。関心のあるテーマの数に応じて、2つ以上のゼミに参加して、異なるテーマを学ぶことも可能です。

学科独自の海外留学プログラム

英文学科独自の海外留学プログラムとして、①アイルランドへの短期留学と、②アイルランドおよびカナダへの長期留学、③アメリカの現地大学で正規科目を受講するプログラムの4種を用意しています(2~4年次対象。短期は1年次の参加も可)。参加希望者は、自分に適したプログラムを選択できます。

史学科

「歴史を見る眼」を養って 現在と未来を考える

大学で学ぶ歴史は、知識を吸収したり、過去の出来事を暗記するだけではありません。本学科での学びの本質は、「歴史を見る眼」を養うことにあります。学びが進むにつれて、歴史とは実に豊かな可能性にあふれたものであることが分かります。その豊かな可能性を、歴史の中に自ら発見できたとき、私たちの中にある「歴史を見る眼」が開かれます。そして、その眼は発見が進むごとに育ってゆきます。本学科で得られた「歴史を見る眼」は、「今日と明日の世界を見る眼」にもなるでしょう。歴史を学ぶことで、私たちは未来を構想し、想像する入口に立てるのです。

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実践知が磨かれる、学びの環境

日本史・東洋史・西洋史の3専攻があり、それぞれの専攻を深く学びながら、他専攻の科目も履修できます。専攻を超えて学ぶことで、物事を多角的に見る力や客観視する力が養われ、より奥深い学びが可能となります。中でも東洋史は、「何を使って研究するか」という研究方法によって文献史料・物質資料に区分けされた、独特のカリキュラム構成を取っています。

段階的な教育体系

1年次に「日本史概説」「東洋史概説」「西洋史概説」など、基礎を学ぶ必修科目を設置。それぞれの専攻で何が学べるのかを知り、自分が追究したいテーマについて考えることができます。ゼミには2年次から所属し、卒業論文まで一貫した指導を受けられます。

学生の自主的な活動の場「サブゼミ」

正規のゼミ以外に、学生主体で研究に取り組んでいるのがサブゼミです。「近世文書研究会」のように、伝統的なサブゼミもあります。史資料の見方・読み方について大学院生や卒業生からアドバイスを受けられるなど、世代を超えた交流も盛んです。

遺物や古文書に触れながら学習

史資料を正確に読み解く力は、歴史の研究には欠かせません。本学科では、実際に遺物や古文書に触れる実習も充実しています。学外の施設を利用して史跡や史資料の見学・研修を行うほか、学内に所蔵する考古学の遺物や古文書の実物と写真を教材として活用しています。

地理学科

科学的な視点からのアプローチで 地球科学を総合的に学ぶ

地理学は、自然現象と人間活動との関わりについて学ぶ学問です。「地理学と哲学は諸科学の母」といわれるように、現在の諸学問はこの2つの学問から分化・派生して発達してきました。人文科学・社会科学・自然科学の各領域にまたがる総合的な科学を、法政大学では文学部に所属しながら学ぶことができます。環境や気候など、これまでの経験では説明できない現象も多い現代。地理学を学ぶことで、それらの問題解決に大きな役割を果たすことができます。

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実践知が磨かれる、学びの環境

本学科の最大の特色がフィールドワークです。教員と学生が数日間、寝食を共にしながら現地調査を行い、その結果を基にディスカッションを行うことで、地域の実態への認識を深めます。また3年次から所属できるゼミでは、「人文」「自然」から自身の興味に応じたテーマを選び、教員から指導を受けながら研究方法やプレゼンテーションの方法を身に付けていきます。

社会科・理科の教員免許などが取得可能

必要な単位を取得することで、社会科または理科の教員免許を取得することができます。また他にも測量士補や、日本地理学会の地域調査士、GIS学術士などの資格が取得できます。

  • 教員免許状取得について P.038

学部と大学院(修士課程)を5年間で卒業可能

入学後に一定の優秀な成績を収めた学生に対し、学部を3年間で卒業して本学の大学院修士課程に進学できる制度があります。計5年間で、大学院修士課程修了までの高度な学び・研究を修めることができます。

フィールドワークを重視

地理学に関する現象を理論的かつ適切に説明するためには、現場に出て体感し、観察・計測することが不可欠です。本学科では「現地研究」として、国内外で数日間のフィールドワークを実施しています。

心理学科

心と行動から人間への理解を深め 社会問題解決の方法を探る

心理学は、人の「こころ」の働きを、科学的な方法(実験や調査、観察、検査など)によって客観的なデータを収集して、分析する学問です。本学科では多彩な研究手法を用いて、心理学の基礎から発達臨床心理学や犯罪心理学、スポーツ・健康、産業組織といった応用に至るまで、しっかりと幅広く学ぶことができます。各分野をバランスよく学ぶことで、人の「こころ」のメカニズムや動きを客観的・科学的に捉え、冷静に対応できる能力を身に付けます。

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実践知が磨かれる、学びの環境

心理学を学ぶ上で理想的なカリキュラムを構成。中でも、認知系と発達系を二本柱として特に力を入れています。心の仕組みを解明する「認知心理学」と、能力開発や社会への適応など心の発達を探究する「発達心理学」をバランスよく学ぶことで、自他の心を理解し、現実や未来の問題も客観的・科学的に見つめて対応できる能力を養います。

ピアサポーター制度

「ピアサポート」とは、同じような立場・状況にいる人同士が互いに助け合うこと。本学科では、学生主体の課外活動としてのピアサポーター制度に早くから取り組んでいます。心理学を学ぶ上で必要な知識やスキルを学生同士で教え合ったり、ゼミの選び方や就職などのアドバイスを行うなど、活発に活動しています。

あらゆる職業に応用できる学び

人間の心を科学的に解明する手法は、あらゆる職業に応用できる実践的な道具となります。一般企業への就職はもちろん、心理学の能力を直接生かせる教育相談機関や福祉機関など公務員として活躍する道も開けています。

実験・実習が充実

心の働きを実証的に見つめるため、本学科では実験や実習を重視。最新の機器を使った実験ができることも、大きな特長です。脳波計やNIRS(近赤外分光法)、ポリグラフといった機器を用いて、生理学的な情報から心の状態を見分けたり、呼気データを計測する測定器で運動強度と学習効率の関係を調べるといったテーマに取り組みます。

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