法学部は、法政大学の前身である東京法学社設立(1880年)から140年以上、大学令による「法学部」設置(1920年)から100年以上にわたり、多様な分野で活動する人々を多数輩出してきました。この先も、法律・政治・国際政治を学ぶことを通じて、テクノロジーが日々発達し、相互依存をふかめる都市型社会における対立や争点をとらえ、共存、共生のルールないしは諸問題を解決する政策をさぐるための知力を育んでいく学問の場であることを目指します。
法律学は、社会におけるさまざまな問題を解決するための方策のあり方を学ぶ学問であり、そのためには、問題となっている事象を正確に捉え、筋道を立てた上で論理的に分析し、妥当な解決策を導き出す法的思考を身に付ける必要があります。
本学科では、それぞれの分野で基礎を理解してから応用へと進めることで、深い洞察に基づいて論理的・合理的に思考する力を育みます。
「政治学」とは、暮らしのあらゆる場面に存在する問題のメカニズムを解明し、問題解決・処理するための方策を探究する学問です。
本学科では、理論・歴史・思想や政治過程・政策・行政にわたる現代政治学の諸分野を網羅しています。
伝統的な政治学を超えて、“今”の政治問題にも取り組み、実践的な問題解決力を育んでいます。
国際政治学は、安全保障論の分野に見られるように、戦争や平和を巡る問題について国際的な視点を踏まえながら考える学問です。
本学科は異なる歴史や文化、価値観を互いに認め合い、「地球共生社会」の実現を目標に据え、そのために必要な英語力、観察力、分析能力、構想力、交渉力、そして実行力を有するグローバル人材の育成を目指します。