法学部への編入学等をお考えの皆さんへ
利害関係や価値観の異なる多くの人々がある領域に共に暮らしていれば、そこで様々な軋轢が生まれるのはやむを得ないことです。しかしこれを放置しておくと、やがてそこから衝突・紛争が生じ、さらにこれを実力行使で《解決》してしまおうという勢力があちこちに現れてしまいかねません。《法》や《政治》は、そうなってしまう前に、実力行使に頼らず言語と論理の力でもって人々の間の軋轢を緩和し、衝突の芽を摘み、あるいは紛争を解消させようとする営みだと言えるでしょう。
大学に1年間以上在籍されたうえで法学部への転入・編入を検討されている皆さんは、法や政治のこうした営みの何かしらについて既に強い関心をお持ちになっているものと思いますが、法学部の学生となれば、この営みを様々な角度から探求する学問である法学・政治学を学ぶことになるわけです。くどいようですが、法も政治も、実力行使に代えて言語と論理を操ることをその生命線とする営みなのですから、法学・政治学を学ぼうとされる皆さんも、言語の操作と論理の構成の仕方に敏感でなくてはなりません。法学部が転編入試験の受験生の皆さんに「英語」と「論文」の試験を課す目的の一つは、そのように言語と論理を駆使するための基礎的な力を、それぞれの大学での学修を経てどの程度修得されたかを確認することにあります。
そこで、まずは「自分のこれまでの大学やその他の場での学びが、自分の法や政治への関心とどう結びついているのか?」という問いに対して、できるだけ論理的に応答する文章を考え、実際に手を動かして書いてみることをお勧めします。具体的にどのような試験問題となるかをここで述べるわけにはいきませんが、それが受験準備の第一歩となるはずですし、転入・編入後の皆さんの学びの方向を見定める役にも立つことでしょう。
文学部への編入学等をお考えの皆さんへ
哲学科では、ぜひ哲学を学びたいという意欲を持つみなさんを歓迎します。哲学を学んでいく源となる意欲は誰かに無理やり持たされるものではなく、一人ひとりが自分で持つしかないものです。周りの学生・教員とともに哲学の道を歩いていく強い意欲を持っているみなさんを、私たち哲学科の教員は待っています。
哲学と一口にいっても、多様な分野が存在しています。また、哲学を学びたいと思い始めた理由も人それぞれ異なっているものです。これにたいして、法政大学の哲学科は、古今東西のさまざまな哲学・思想を専門とする教員がいますので、みなさんの幅広い関心に応えることができます。
受験に向けては、哲学で用いられることが多いキーワード(いわゆる「哲学用語」)や、哲学で議論されている諸問題について、一定程度知識を身につけておくとよいでしょう。まずは哲学科の転編入試験の「過去問題」に目を通してください。そしてそれを参考に、哲学のキーワードや問題にかんする概説書を読んで、知らないことは事典で調べるなどして、勉強を進めてください。
面接試験では、哲学へのみなさんの意欲や、哲学についてどのような関心を抱いてこれまで勉強してきたのかについてお伺いします。皆さんとの出会いを私たち教員はとても楽しみにしています。ぜひ、法政大学の哲学科で、一緒に哲学を勉強しましょう。
日本文学科では、一定の学力だけではなく、日本文学や日本語に特に強い関心を持つ方の転入学・編入学に門戸を開いており、入学後は〈文学コース〉もしくは〈言語コース〉のいずれかに所属して充実した学習・研究を行うことができる環境を提供しています。
〈文学コース〉では、上代・中古・中世・近世から近代・現代に至る日本文学、さらには中国文学や古典芸能などの関連分野も含め、より広い視野から、作品や作家、時代や文化について研究を進めてゆきます。〈言語コース〉では、日本語の歴史や変遷、現代日本語の諸相、現代言語学から見た日本語など、「言語」の複雑さや面白さを、さまざまな角度から客観的に研究してゆきます。
入学を希望する方は、一般的な「国語力」を磨きながら、自分が強い関心を寄せている日本文学もしくは日本語に関する知識を深めておいてください。前者は、入学後の学習・研究において不可欠な基礎力となるものです。日頃からさまざまな書物を読んで知識を蓄えるだけでなく、筆者の主張を読み取る「読解力」とそれに反論するための「論理的思考力」を磨いてください。後者は、自分だけの研究テーマを設定し、その問題を解決しようとする際に必要な「好奇心」と「探究心」をあなたが本当に有しているのかを示すものです。面接試験において最も重視されるポイントでもあるため、しっかりアピールできるよう準備しておいてください。
英文学科には、英米文学や(科学的)言語研究など、様々な分野の科目があります。必修科目は卒業論文だけなので、学生は各自の興味に応じて様々な分野を自由に選んで学習できます。転編入時に特定の前提知識は要求しておりませんが、単に英語の四技能に秀でた学生ではなく、英語を使って論理的に考えられる力が備わっている学生を求めています。なので、「どのような論拠から、どういう結論が論理的に出せるか/出せないか」を、日ごろから考えておくことが、受験に向けた準備としては、まず必要でしょう。
それに加えて、本学科の授業の内容を調べることも、受験準備として大切です。皆さんが求める学びが英文学科のカリキュラムに合っていないと、自主的で意欲的に学ぶことも、幸せな学生生活を送ることも、困難でしょう。学科としても、そのような不一致は避けたいところです。なので、皆さんの入学が「お互いの幸せ」につながるかどうかも、転編入試験での評価では重視しています。合格および入学後の後悔のない大学生活のためにも、オンラインシラバスなどを参照して授業の内容を具体的に調べてください。
「学問は歴史に極まり候事に候」と言ったのは荻生徂徠です。何かのきっかけで歴史を学びたいと思うことは誰にもあることなのかも知れません。ここでの歴史とは決して暗記物ではありません。自らと自らの属する現代世界をより深く理解しようとする、ひとつの方策として「歴史」があるのではないでしょうか。
本学科は日本史・東洋史・西洋史それぞれの分野で専任教員をそろえ、学生指導にあたっています。卒論が必修ですので、2年生から各ゼミに属し、卒論執筆に向けた研究に入ります。転編入を目指す学生は、このことを十分認識しておく必要があるでしょう。
筆記試験に向けては、教科書レベルでの知識は当然として、用語集や図説を活用してより立体的に歴史を理解する努力が必要でしょう。面接では、自分の研究したいテーマについて明確に説明することが求められます。そのテーマについてどのような文献を読み、これからどのようにして研究したいと考えているのか。そして史学科へ転編入することで、どのような新たなキャリア形成を目指すのか。
本気で歴史を学びたい学生のチャレンジを待っています。
法政大学文学部地理学科は1学年の学生定員が約100名、専任スタッフ11名を抱える、全国でも有数の大きな地理学教室です。教室規模が大きいというのは地理学を学ぶ上での大きなメリットです。地形学、気候学、水文学などの自然地理学から、文化地理学、歴史地理学、経済地理学、都市地理学、農業地理学などの人文地理学まで、幅広い地理学分野のほとんどをカバーしています。それはカリキュラムだけでなく、教育施設・設備などにも言えます。内外の地理学に関連する文献・書籍を所蔵しているだけではなく、2つの実験室や様々な機器も有しています。
2年次から履修する2泊3日の現地研究は、卒業までに2回の参加が必須であり、北海道から沖縄まで(新型コロナウイルス前までは、近隣の外国にも)出掛け、1日に2万歩程度歩きます。3年次からはじまるゼミでは、学生が主体となってゼミを運営し、毎週、活発な議論が展開されています。4年次の卒業論文は必修であり、文献調査から始まり、現地踏査・ヒアリング・観測など、地理学ならではの手法により研究を深めていきます。そのため、学生間はもとより、教員との関係も深く、中身の濃い学生生活を送ることができます。
転編入を希望される皆さんには、高校までの「地理」、「地学」といった基礎知識とともに、自然・人文地理学概論についても学んでおいていただき、地理学のどのような分野に興味があるのかを説明できるようにしておいてください。また、卒業論文をまとめるうえで、統計学なども学んでおいていただけるとよいでしょう。現地研究や、卒業論文の現地調査など、気力・体力が求められますので、日頃から体調管理に気を付けていただければと思います。
法政大学文学部心理学科では、心理学に深い関心をもち、強い学習意欲がある皆さんを歓迎します。その前提として、英語など、入学後の学習に必要となる基礎的な知識を持っており、論理的な思考ができて自分の考えを明快に表現できることを期待しています。文学部心理学科では、卒業論文が必修科目となっています。それゆえ、2年次から転編入される皆さんは、心理学科における2年次・3年次の2年間の学習によって、4年次の卒業論文執筆に取り組むことになります。よって、転編入入試を受験する方には、現在所属なさっている大学において学びを深める中で、人の認知や発達について科学的に理解することや、さまざまなデータを測定し分析することを具体的に始めていることが望まれます。文学部心理学科では、グループで作業を行う演習・実習系の授業が多いことから、他者と協働することができる皆さんをとくに歓迎していることも強調させてください。心理学の多様な分野に精通した10名の教員が、皆さんをお待ちしています。ぜひ一緒に、法政大学文学部心理学科で学びましょう。
経営学部への編入学等をお考えの皆さんへ
法政大学経営学部は、経営学部としては日本の私立大学で2番目に長い歴史を有しています。1959年の創設以来、60年以上にわたり、多くの人材を社会に輩出してきました。2016年に、グローバル・ビジネス・プログラムを開始し、英語で経営学を学べるようになっており、2019年のカリキュラム改革によって、経営学を基礎からより体系的に学べるようになっています。歴史は古く、カリキュラムは新しい経営学部で企業経営を徹底的に学びたい学生を歓迎します。
専門入門科目(組織論入門、戦略論入門、マーケティング入門、ファイナンス入門、経済学入門、統計学入門、簿記入門、情報学入門)は、所属学科にかかわらず、経営学部での学びの基盤になる科目です。受験生は転・編入学前にこれらの内容を学習していることが望ましいですが、そうでない場合には、転・編入学後のなるべく早い時期に履修することをお勧めしています。
受験に向けた小論文試験対策としては、経営学の基礎的な知識や考え方に加え、時事問題への関心が重要になります。面接試験では、志望動機や転・編入学後の学習計画を明確に説明できるようにしてください。
各学科の特徴は以下となりますが、経営学部は学科間の垣根が低く、他学科の授業やゼミを自由に履修できることが魅力の一つです。
経営管理の基礎理論や組織、人事、会計に関する専門科目を配置し、経営管理のプロフェッショナル、ゼネラル・マネージャーなどの人材育成を目指します。
国際経営、企業戦略、企業家活動、経営分析などに関する専門科目を配置し、グローバルな戦略策定と事業創造を担う人材育成を目指します。
マーケティング、産業・技術、金融・公共サービスなどに関する専門科目を配置し、マーケット創造を担う人材の育成を目指します。
国際文化学部への編入学等をお考えの皆さんへ
国際文化学部では、その教育の目標として「外国語・情報学の学習や異文化理解の研鑽を通じて、自国の文化をはじめとするあらゆる文化を相対化し、グローバルな視野で物事を考えた上で、情報の受信・発信が可能な『国際社会人』の養成」を掲げています。本学部の英名であるインターカルチュラル・コミュニケーション(文化間の対話と交流)は、まさにそのような学部のコンセプトを体現していると言えるでしょう。
異なる文化間のコミュニケーションを研究するためには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要となります。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされています。このようなやりとりの過程で新たな言語や表象が生まれるプロセスは、現実の生きた国際化する社会の大きな特徴であり、そのための知識やスキル、国際社会に関する理解は欠かせません。国際文化学部では、そのような要素を情報文化、表象文化、言語文化、国際社会という4つの科目群を通じて学んでいきます。これらの科目群が相俟ってバランスのとれた国際社会人を養成することが目的であり、学際的な学びで視野を広げながら、興味関心に沿った専門領域を深めることができます。
国際文化学部への編入を考えておられる皆さんは、4年制大学を卒業された方であり、外国語や異文化に興味を持ち、物事を複数の視点から多面的に考察していくような学びをさらに追及したい方と思います。先述した学びをさらに発展させつつ、より専門的・学際的な学習・研究を行うための科目として、本学部では3年次から少人数制の演習(ゼミ)を設けています(一部の演習は2年次から履修可)。演習では、教員の丁寧なサポートを受けながら、学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組みます。そして4年次の「卒業研究」においてそれまでの研究成果の発表を目指すことになります。
人間環境学部への編入学等をお考えの皆さんへ
人間環境学部では、社会人のためのリフレッシュ・ステージ・プログラム入試(RSP入試)を設けています。本学部は、人間と環境の共存、サステイナビリティ(持続可能性)を手がかりとして、現代人に求められる専門性と幅広い教養を涵養するカリキュラムを設けています。
RSP入試制度は、このカリキュラムの特性を活かして、さまざまなライフキャリアを歩んでこられた社会人のみなさんに、新たな学びの環境と、社会人学生同士や一般学生との交流の場を提供し、みなさんの人生の新しい「リフレッシュ・ステージ」になるようにとの願いをこめてスタートしました。
このプログラムは22歳以上の社会人で、主に以下のような方々を対象としています。
(授業は平日・土曜の昼間に開講されるため、その時間帯に通学できる方が対象となります。)
多くの授業を一般学生と共有しますが、多様なキャリアを持つRSP生が自らの目的・問題意識にしたがい、自由かつ領域横断的に学べるカリキュラムが編成されています。
RSPでは1年次からの入学のほか、ほかの高等教育機関(大学・短大・専門学校など)での学習期間や内容に応じ2年次・3年次からの編入学も可能です。入学時に単位認定をおこない、認定された単位数はRSPの卒業所要単位として算入されます。
詳細は人間環境学部ホームページ「社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム」を参照してください。
キャリアデザイン学部への編入学等をお考えの皆さんへ
キャリアデザイン学部では、「キャリア」という言葉に、「働くこと」だけでなく「学ぶこと」や「暮らすこと」など、人が生きていくうえで経験するすべてを含めています。「人生100年時代」を迎えつつある現在、私たちの「キャリア=生き方」もまた大きく変わろうとしています。このような時代の変化を受けて、本学部では、多様なバックグラウンドを持つ学生を積極的に受け入れています。それぞれの個性を生かして互いに刺激し合いながら学びを深めていくことにより、これからの時代をしなやかに生き抜いていくための豊かな発想や多様な価値観を育むことが期待されるからです。
本学部への転編入を希望される方には、自身のキャリアを主体的に構築していくことに対する強い意思はむろんのこと、他者のキャリアデザインや再(リ)デザインを支援することにも深い関心を抱いていることが求められます。
本学部では、2年次の秋学期から専門演習(ゼミ)が始まります。個人の学びや発達に焦点を当てた「発達・教育キャリア」、産業社会における職業キャリアの展開を考える「ビジネスキャリア」、家族や地域社会など生活の場における人の生き方を探求する「ライフキャリア」の3つの領域のなかから、自分自身のテーマを見つけて研究を進めていきます。受験生の皆さんは、こうした「キャリア研究」の基礎となるアカデミック・スキルとして、文献やデータを読み取る力や論理的な文章を書く力を、予めしっかりと身につけておいてください。
学外のさまざまな組織や団体においてキャリア体験学習を行うのも、本学部の重要なカリキュラムのひとつです。実習の現場で必要となるコミュニケーション力や課題発見能力は、一朝一夕に修得できるものではありません。日ごろから意識して、これらの力を高めていくようぜひ心がけてください。
GIS(グローバル教養学部)への編入学等をお考えの皆さんへ
GIS is a prestigious educational institution that prides itself on integrating the latest academic theories and knowledge with an interdisciplinary perspective, and cultivating leaders who possess a global mindset, logical and critical thinking skills, and leadership abilities.
At GIS, we offer a diverse learning environment and wholeheartedly support each student's pursuit of self-actualization. Since all lectures are conducted in English, those interested in transferring to GIS must possess not only advanced English proficiency but also the academic ability to succeed in content courses from a wide range of disciplines. However, we provide comprehensive assistance including a range of academic skills courses to help students acquire this the necessary skills toand help them gain the most from their time with us.
Graduates of GIS have embarked on a wide range of career paths, including within Japanese global companies, foreign affiliated companies, entrepreneurship, and postgraduate studies overseas. FurthermoreTo further enhance students’ learning, GIS has an industry-academic collaboration organization known as GGLI, which is comprised of industry experts. This organization provides GIS students with exchange opportunities with active industry fellows. In addition, we also offer and a program called GSAS, which supports those interested in pursuing postgraduate studies abroad. We are committed to offering strong assistance for students in their career endeavors.
Finally, we warmly welcome your interest in GIS and eagerly anticipate the opportunitylook forward to supporting you in your academic and personal growth. We vow to provide an unparalleled educational environment and unwavering support to help every student achieve their full potential.
社会学部への編入学等をお考えの皆さんへ
社会政策科学科は、社会的課題を発見・分析し、それらを解決するための政策づくりを学ぶ学科です。現代社会には解決すべき課題が数多くありますが、この学科の学びが共通して目指すのは、市民の視点からより良い社会の創出に参画できる人材を育成することです。そのため、経済学、経営学、財政学、行政学、法律学、政治学、社会学など、数多くの分野にわたる多彩な授業が用意されています。社会学部の中でも特に学際的な学科ですが、それは、政策課題を多面的に捉え、それを多様な方法を用いて分析することが必要だからです。
ただし、学問分野が違えば、依拠する概念や理論枠組みだけでなく、資料やデータの扱い方もそれぞれ異なります。転入学・編入学を希望するみなさんは、自分がどのような政策課題にとり組んでみたいか考えるとともに、それらをどの分野の研究者がどのような方法で分析しているかについても調べてみて下さい。各分野の方法的な特性を理解し、これを身に着けなければ、客観的な証拠に基づいた説得力のある政策提言はできるようになりません。
そのためにまず、社会政策科学科のカリキュラムの全体像を眺めてみて下さい。とりわけ、2年次から転・編入する上で、1年生がすでに何を学んでいるかを知っておくのがよいでしょう。「法政HONDANA」というサイトから、社会学部の『履修要綱』のデジタルブックを読むことができます。その巻末に掲載された「社会政策科学科授業科目一覧」を見ると、1年生が履修すべき学科の「専門科目」が分かります。そして、別途オンライン公開されている「WEBシラバス」を開き、これらの授業の今年度のシラバス(講義概要)を読んでみて下さい。各回で扱われる内容のキーワードについて調べたり、入門科目のテキストを手に取ってみると、1年生が学ぶべき内容が分かるはずです。
「社会学は何を研究する学問なのかわかりにくい」とよく言われます。たしかに、研究対象が比較的に明瞭な経済学や政治学と違い、社会学はその対象によって定義することはできません。経済や政治を含め、あらゆる「社会」に関する現象が社会学の研究対象です。家族や宗教、社会格差や貧困、恋愛や教育、地域共同体やNPO、移民やエスニシティなど、人が集まり、そこになんらかの関係性や形成されていれば、それだけですでに社会学の研究対象となります。しかし、どのような社会現象をあつかうにせよ、絶対に譲れない学問的な意義が一点あります。それは、日常的に私たちが「当たりまえ」に思っている物事を疑い、その背後に潜んでいる深層を探求するということです。ピーター・バーガーという社会学者は、「社会学の魅力は、今までの人生を通じて生き続けてきた世界を、社会学の視覚によって新しい光の下で見直すことを可能にしてくれることにある」と述べていますが、まさにその通りだといえるでしょう。
とはいえ、そのような探求は、単なるその場の思いつきでできるものではなく、厳密な学問的な手続きを必要としています。社会学を勉強するためにはまず、社会学における分析の方法や、その説明で用いる概念や理論について学んでおく必要があります。転編入試験で社会学科に編入を希望する方々にも、社会学の方法・概念・理論に関する基礎的な知識を習得しておいてもらいたいと思います。そのためには、社会学の入門的なテキストを少なくとも一冊きちんと読み、社会学の幅の広さについて慣れるとともに、その独特の用語法をマスターしておいてください。
巷には大学生のための社会学の入門書が数多く出版されていますが、とりあえずわかりやすいものとして以下の一冊を推薦しておきます。
宇都宮京子/西澤晃彦編著『よくわかる社会学(第3版)』(ミネルヴァ書房)
テレビ、新聞、広告、インターネットなど、私たちは様々なメディアを介して情報に触れ、メディアを通して社会を見ています。直接に目で見たり人から聞いた情報に比べると、メディアから得る情報は実に膨大です。しかしそうだとすると、私たちが知っている(と思う)社会は、たまたまメディアが提示した社会にすぎず、ホンモノの現実とは言えないのかもしれません。
私たちをとり巻くメディア環境は急速に変化しています。家族みんなで同じ番組、同じCMを見る時代は過去のものとなり、各自が好みの端末、好みのアプリやサービスを使って、そのつど選択的に情報に触れています。しかしこうした環境では、自分で選択したと思う情報は、誰かがAI技術を使って自分の好みにあわせてしつらえたものかもしれません。
メディア社会学科には、メディア表現コース、メディア分析コース、メディア設計コースの三つが用意されています。まず転入学・編入学試験の前に考えてほしいのは、メディアを通して「表現」すること、メディアについて「分析」すること、メディア環境を「設計」することを、なぜ学ばなければならないのかです。正解は一つではありませんが、ここで述べてきたことがヒントになるでしょう。
メディア社会学科は、幅広い視野と先見性をもった人材の育成を目指しています。メディアは誰もが日常的に触れる、身近なものと言えます。しかし、自分がすでに知っているメディアの「当たり前」にとらわれず、メディアがもたらす幅広い影響を捉えるようにしてほしいと思います。ローカルな出来事とグローバルな現象との関係、過去からの変化と未来への展望にまで視野を広げて、メディアを学ぶことの意味を考えてみて下さい。例えば、オンライン公開されている「WEBシラバス」上でメディア社会学科の各科目のシラバス(講義概要)を読んでキーワードを調べてみると、メディアを学ぶことの幅広さが分かるはずです。
現代福祉学部への編入学等をお考えの皆さんへ
現代福祉学部の教育理念は「ウェルビーイング」であり、そのための対人援助や地域づくりに資する人材を養成するための教育・実習プログラムを用意しています。特に福祉コミュニティ学科では、人々の生活課題の解決やより良い生活を保障する社会福祉制度・政策・資源などの開発・改善・拡充を目指す専門家、および地域の関係組織・団体などと連携・協力して、住民の視点からの地域政策を考え、まちづくりを行う専門家を養成しています。そのためには、学業の専門性だけではなく、多様な社会経験と物事の本質を洞察する力、および他者に共感し、協働していく力が求められます。
転編入試で入学される方々は、既に他大学や社会での様々な経験をされているからこそ、そのような力が蓄えられていると言えるでしょう。本学科で学ぶための資質を高めるためには、多様性を尊重する姿勢、共感力を磨いてください。2年次からの編入は、1年次からの総合教育科目と2年次からの本格的な専門教育科目が同時に展開されます。限られた時間の中でスムーズに専門課程に入ることができるよう、入学前には総合教養科目や英語をしっかり修めておくことをお勧めします。
現代福祉学部の教育理念は「ウェルビーイング」であり、そのための対人援助や地域づくりに資する人材を養成するための教育・実習プログラムを用意しています。特に臨床心理学科では、実際の臨床場面に生きる知識を身につけることに主眼を置き、個人・家族・コミュニティにかかわる心理学を体系的に学んだ人材を養成しています。公認心理師の受験資格を取得するために必要な科目を開設していますが、なかでも「心理実習」は、希望者が全員履修できる体制を整備し、充実した実習環境を用意している点に特徴があるといえます。
転編入試で入学される方々は、既に他大学や社会での様々な経験をされる中で、臨床心理学に強い関心と意欲を抱かれていることでしょう。本学科で学ぶための資質を高めるためには、多様な社会問題に深い関心を持ち、その解決のための自由な発想力と社会に積極的に貢献する意欲を有していることが望まれます。2年次からの編入は、1年次からの総合教育科目と2年次からの本格的な専門教育科目が同時に展開されます。限られた時間の中でスムーズに専門課程に入ることができるよう、入学前には総合教養科目や英語をしっかり修めておくことをお勧めします。
スポーツ健康学部への編入学等をお考えの皆さんへ
スポーツ健康学部は、「生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現する」ことを究極のねらいとし、こうした時代の要請にこたえるために法政大学において最も新しく設置された学部です。すなわち、「スポーツ」と「健康」について、より科学的に、より深く掘り下げ、法政大学独自の「スポーツ健康学」を教職員と学生とが力を合わせて築き上げていくこと、そしてスポーツ健康学の知を実践の力へと高め、社会で十分に活躍できる人材を育成すること、教育・研究活動を通して社会に貢献することにあります。
本学部は、一見すると体育系の学部ととらえられがちですが、運動機能や身体機能、健康管理、健康教育など、ヒトの体について医科学的な視点で追及することから理系の要素がふんだんに盛り込まれていることを特徴としています。さらに、我が国のスポーツ振興のための政策、事業としてのスポーツ運営・経営の方法やメディア戦略の追及は他にはない新しい教育・研究領域に取り組んでいます。また、競技力向上のための科学的なトレーニング方法やチーム運営の実践的なノウハウを学ぶことでスポーツ指導者の育成を図ることは教育・研究の基幹となる重要な柱です。
わが学部では、以上の特徴を踏まえた3つのコースがあり、2年次からコースを選択することとなりますが、皆さんが、「スポーツ健康学」の学びを総合的に深め、柔軟な応用力を持ち合わせた社会に貢献できる人材となることを目指すために、コース横断的に科目選択をすることを可能としています。
転編入での入学にあたっては、スポーツ健康学部の1年次で設定されているシラバスをよく読んで事前によく学習を進めていくことをお勧めします。
皆さんが抱く将来の夢の実現に向け、貴重な大学生活を、この空気の澄んだ自然あふれるキャンパスでしっかり腰を下ろして、スポーツと健康を科学しましょう!
理工学部への編入学等をお考えの皆さんへ
近代化の歴史のなかで、社会や経済の基盤を支える「ものづくり」は機械工学と密接に関係してきました。機械工学は、時代と共に変化し続ける製造分野において常にその技術の基礎を支えています。近年の人口の減少や高齢化が進む社会において需要が高まるロボットの開発分野においては、多様なニーズに応えるための技術革新が求められています。また、地球温暖化防止に向けたカーボンニュートラルの実現のために、省エネルギーおよび新エネルギー利用技術の確立が急務とされています。さらに人々の生活が地球上から宇宙へ広がる可能性が高まりつつある中で、宇宙開発に関する新たな技術課題も生じています。これらの社会の進歩が要求する様々な分野にわたる課題の解決において、モノづくりの視点から他の工学分野と融合しながら貢献できるのは機械工学です。皆さんがこれまでに身に着けてきた知識を生かしながら、新たな環境で機械工学を学ぶことにより、社会の進歩に貢献することに夢を抱き挑戦してみませんか。
機械工学科では、豊かな人間性に支えられた自由な思考能力を有し、現代社会の要請に応えうる「ものづくり」に対応し、航空宇宙、ロボット、医療福祉、環境・エネルギー、人工知能、設計・デザイン、データサイエンスなどの分野の技術課題の解決においてもリーダーシップを発揮できる専門技術者や研究者を育成することを目指しています。そのために必要な、自然科学の知識を基礎とした機械工学の専門分野を構成する重要な力学諸分野の知識を修得し、問題を発見し解決する能力と総合的に現象を解明する能力を養う教育を行っています。
当学科では3年次から上記のいずれかのコースのゼミナール(研究室)に所属するため、教員との関係を早く深く築くことができます。電気学会、電子情報通信学会、計測自動制御学会、応用物理学会などにおいて発表する学部生が多いのも他大学には見られない特徴です。さらに、多くの学生が大学院に進学し、世界をリードする研究成果を生み出し続けています。就職状況も極めて良好であり、大手電機メーカーや電力会社、半導体メーカーなど、電気・電子分野の企業に加え、自動車メーカー、鉄道,情報・通信、建設など、非常に多くの企業から求人が来ています。また、同窓会や法政大学理系コンソーシアムによる支援体制も整っており、卒業生の支援を受けながら希望する業界を選んで就職活動をすることができます。実際に卒業生の多くも、日本のトップ企業や世界を支える高い技術力を持つ企業など、各業界を代表する優良企業に就職しており、特に大学院では有名400社への内定率は6割を超えています。
情報技術の基礎と応用に関する学問分野の社会的重要性はあらゆる産業分野において益々高まっているといえます。この時代の情報技術者は、基礎能力としての情報スキルを磨き、情報社会を構成する応用技術の開発に必要な柔軟性と、さまざまな問題に対して的確に対処できるために幅広い知識をえる積極性を持っていなければなりません。我が国の産業構造の根幹を成す製造業においてはもちろん、ほぼすべての産業において、もはや情報工学の支え無しには成り立ちません。応用情報工学科が依拠する学術分野の重要性は益々増大し、社会に必要とされる技術者の数は不足しているのが現状です。
応用情報工学科では、このように多様化した情報環境に対応できる技術者を育成するために5つの履修モデルを例とした教育カリキュラムを提示しています。
① 情報ネットワークコース
② 人間環境・生体情報コース
③ 社会情報コース
④ IoT情報コース
⑤ 基礎情報コース
それぞれは、①インフラとしてのネットワーク自体を取り扱う領域、②人がネットワークと関わる環境や高度医療や高齢化時代の介護に応用する領域、③社会活動や経済活動とネットワークが関わる領域、④自然や人を取り巻く環境とネットワークが関わる領域という4つの応用領域と、⑤それらの発展に横断的に寄与する情報処理の基礎技術を身に着けるためのカリキュラムに対応しております。
これらの実践的な履修コースを通じて、利用する人にとって有用で安全な、ネットワークで繋がれた情報環境を構築できるエンジニアの育成を行い、我が国の情報産業のキーパーソンとなる人材を育成します。
経営システム工学は、社会の様々なシチュエーションにおける意思決定やマネジメント全般の問題に対して、数学や統計学、計算機科学など、数理科学を基礎として解決をはかる学問です。経営学部の「経営」の捉え方が、過去の企業経営における成功や失敗の経験則を積み上げて体系化された知識の蓄積であるのに対して、経営システム工学における「経営」の見方は、数学、統計学、情報科学の視点で学んだ理論や手法を適用する「対象」であり、学びの中心は理系 の学部・学科の中でも数学分野に強く寄っています。
このため法政大学・理工学部・経営システム工学科では、入学・編入前に必要な学力として特に数学を重視しており、編入学試験では数学検定準1級の事前受検を必須としています。高等学校での数学の学習内容はもちろん、大学編入学後に学んでいる線形代数や微分・積分の知識も入学後必須になりますので、現在大学で学んでいる勉学も疎かにせず、学習を継続することが重要です。
経営システム工学科での学びにより、社会における様々な問題を数理的に分析し、解決する力が身につきます。3年次に ゼミ配属があり、ゼミでの議論や思考を通して、論理的思考力と問題解析能力が身につきます。プログラミングやデータの分析・解析の科目も充実しており、卒業後官民問わずあらゆる業界で重宝される、実践的な能力を身につけることができます。
数理システム・企業システム・生産システム・社会システムの各分野に精通した学科専任教員が、入学後の皆さんの学びと成長を全力でサポートします。
生命科学部への編入学等をお考えの皆さんへ
生命科学部では「生命」「環境」「物質」という3つの研究・教育領域を有機的に結びつけ、持続可能な地球社会の構築に貢献できる人材の育成を目指しています。生命科学部の3学科(生命機能学科・環境応用化学科・応用植物科学科)は、それぞれの理念に基づいた特色あるカリキュラムを組んでいますが、いずれの学科でも英語を用いた情報収集やコミュニケーション能力の習得、実験・実習科目による実技経験を重視しています。そして、4年次の卒業研究を通じて最先端の研究に取り組むことによって、深い専門知識を活用して課題を解決する能力や論理的な思考力を身につけることができるよう設計されています。
転・編入学試験で生命科学部を希望される皆さんは、自然界の不思議と可能性に強い関心を持っていることはもちろん、生命科学部の理念と教育内容を理解していることが求められます。転・編入学試験においては英語外部試験のスコアにより英語能力を判定し、論述試験により各学科の専門科目を学ぶ上で必須となる基礎学力を考査します。入学を希望する学科のカリキュラムツリー、教養・専門科目一覧、教員情報などをよく調べ、面接試験では入学後に何を学びたいのかを明確に説明できるよう準備をしてください。
スポーツ健康学部スポーツ健康学科 Mさん
以前の大学で専攻分野が合わないと感じてしまい転学部するか悩んでいたところ、法政大学スポーツ健康学部の編入試験を知りました。オープンキャンパスでの体験授業が興味深かったこと、コースに縛られることなく横断的な学習が出来る事が決め手となり編入学を目指すことにしました。
もっと多くの本を読めばよかったと思いました。当日はあまり対策できていなかった分野だったのでなんとか知識を絞り出して書きました。守備範囲を広げるためにも1年次必修科目の教科書は一通り読めばよかったと思いました。
前籍校の授業で感想や小レポートを書く機会が多かったので、小論文に抵抗感が無かったのは良かったかもしれません。
法政大学の編入学試験は一次試験を突破しないと面接に進むことが出来ないので、一次試験に重きを置いて勉強してください。スポーツ健康学部の単位認定は正直なところ厳しいです。受験を現段階で決めた方は、ホームページにあるスポーツ健康学部カリキュラムの1年次配当科目に近しい講義を秋学期に履修する事をお勧めします。体育系の授業が無い大学でも統計学や情報系、外国語の授業はあると思います。
グローバル教養学部グローバル教養学科 Nさん
特になし
前籍地理学、演劇学、英作文と図書館調査手法序論の授業は、法政大学の入試において非常に役立つことが多かった。特に地理学の授業での学びが編入試験の出題問題と内容が強く関連するもので非常に書きやすかった。
編入に関する情報はインターネットでも情報が少なく、不安になりがちだと思います。私もそうでした。ただ、法政大学グローバル教養学部の対策は非常にシンプルで、英語小論と英語面接をとにかく極めれば合格の可能性は高くなると感じています。対策を複雑に考えるのではなくシンプルに考えてとにかく何度もアウトプットを繰り返して特訓することをお勧めします。
現代福祉学部臨床心理学科 Oさん
もともと心理学に興味があったことと、具体的な将来のビジョンが決まる中で臨床心理学が自分に必要だと感じたことから編入学を決意した。臨床心理学が学べ、かつ2年次編入学が実施されていたことや、緑が多い立地に惹かれ法政大学多摩キャンパスを選んだ。
前籍校で途上国の開発援助について学んでいたのだが、対人援助という面で共通しており、それについて面接で言及できた。現在自分の学んでいる分野とこれから学びたい分野の共通する概念や考え方を見つけておくことが大切だと思った。
一貫した信念があってそれを言語化できれば大丈夫。
キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科 Pさん
滑り止めの大学に通っていることが悔しかったからです。
ないです。
前籍校で学んでいた社会学の知識やグローバルシティズンシップの授業は小論文で生かせました。
現代福祉学部福祉コミュニティ学科 Qさん
地域福祉を中心とした現場実習や自分が研究したいテーマを学ぶことができるため
特にありません。自分がやれるだけ勉強したと思うので、特に後悔はありませんが、欲を言うともっと早くから社会福祉の学びを深めたかったなと思いました。
私が所属していた短期大学部は英語学科だったため、社会福祉の学びは今ほどできませんでした。ただ、大切なのは自分が本当に福祉という学問を学びたいかだと思います。たとえ学科が違ったとしても、自分で学ぶことができ、知識を深めることもできます。それは、どこの学科に所属していても関係ありません。自分が本当に学びたい分野や研究テーマがあれば編入試験は合格できると思います。
編入試験をこれから頑張ろうと思う学生の皆さん!まずは、毎日の勉強お疲れ様です。私もちょうど去年は一日10時間ほど勉強していました。とても辛く先が見えなく、毎日泣いていました。他の人は楽しそうに学生生活を送っているのに、何故私だけこんなに勉強を頑張っているんだろうと思う日もあると思います。ただ、その気持ちは長くは続きません。一生懸命ひたすら頑張っていれば、いつか希望が見える日が来ます。たまには、息抜きに音楽を聴いたり、外に出て散歩したりしてみてください。自分がリフレッシュする方法を見つけて、実践してみてください!応援しています。
文学部地理学科 Rさん
大学での勉強を進めるうちに、学びたいと期待していた内容と、実際に学んでいることとの相違を感じるようになった。残り4年間という短い学生生活において、自分の勉強したいことが専門的に大学で学ぶことができないのは、のちに後悔を生むと考えた。そのため、自分が研究したい分野とそれを学べる環境がどこにあるのかを徹底的に調べ、また大学生活において学習以外に自分が何を得たいのかを熟考した上で、双方が実現する法政大学を志願した。
早めに勉強し始めること。私は試験が11月であるのに対し、9月から勉強したため、夏休みの時間を有効に使うことができず、対策に余裕が持てなかった。
基本的な地球環境におけるメカニズムを理解していたこと。論述は、正しい知識が十分に備わってないと文字数が稼げない。そのため、試験においては暗記することより理解することが重要であった。しかし、自然災害や地球環境などの理解には時間がかかる。前述の通り、対策を始めるのが遅かったため、その理解するための時間を省けたことが最も受験勉強において役立った。
どんな志望理由であっても、編入したいという思いさえあれば大丈夫だと思います。合格するためには、何百時間といった勉強時間が必要になります。ですが、どこまで努力できるかは全て自分次第なので、諦めずに戦って欲しいと思います。編入試験において100%受かる勉強はありません。ただ、地理学全てを理解できていれば、限りなく合格に近づけることはできます。一歩でも多く前に進めるよう、頑張ってください!応援しています!
文学部日本文学科 Sさん
児童文学について学びたいと思ったため
古文、英語
体育
英語のスコアは早めに取っておいた方がいいです。一次試験終了から一次試験合格発表までの時間が一番辛かったです。
スポーツ健康学部スポーツ健康学科 Tさん
スポーツについて詳しく勉強をしたかったから。トレーナーの勉強とスポーツを科学的に分析することができる環境であるなと思った。スポーツについて多方面から学ぶことができ、やりたいことができると思い出願した。
面接の対策が不十分で本番では緊張でグダグダになってしまったので、面接の対策をしておけばよかったと思う。また、一人ではなく誰かと面接の練習をすればよかったと思う。
前籍校では勉強していた内容がほとんど違うのであまり役に立ったことはなかった。むしろ単位認定では苦労した。しかし、視野形成科目などで認められたものもあったので、学部が完全に違った場合でもあきらめる必要はないと思う。
編入をする人は多くないし、不安も多いと思います。友達出来るかなとか、勉強ついていけるかなとか思うことはたくさんあると思います。私もそう思っていました。けど意外とどうにかなります。むしろ今は不安より編入をしてよかったと思っています。自分が学びたいと思ったことを学べ、やりたいことができているからです。単位認定の関係で授業はいっぱいだし頑張らなければいけないこともたくさんですが、その中でも入りたかった体育会の部活に入って、興味があることを勉強でき、バイトしてっていう幸せな生活を送れています。やりたいことが法政でできるなら編入をする価値はあると思います。挑戦される方は頑張ってください!応援しています!!
法学部法律学科 Uさん
前籍校でのゼミの教授主催の研究発表会に参加したことがきっかけです。ある海外の大学教授が憲法と社会保障規定の関係の話をしており、そのときに社会法分野、特に労働法に興味を持ちました。前籍校には、社会法の講義はあったものの十分に学べる環境ではなかったため、より学びたいことを学べる環境に身を置くために編入試験を決意しました。
用語説明や事例問題だけでなく、自身の意見を述べる問題も対策しておくべきだったと思います。過去問を見たときに、そのような問題は出ていなかったので油断していました。
前の大学でも法律を学んでいたので、インプットに割く時間は他学部からの受験生よりは大幅に減らせていたと思います。また、大体の法律科目の評価方法が論述試験によるものだったので、添削でも文章構成がダメ出しされることがありませんでした。単位認定に関してはILAC科目は一括認定であり、専門科目も0単位になってしまったため、役立ったことは特にありません。ですが、現在の授業では前籍校での知識を活かして、積極的な姿勢で臨めていると思います。
編入試験は情報量が少なく、受けることに不安になっている人が多いと思います。ですがそれはみんな同じであり、私も当時とてもナーバスになっていましたが、入学したい一心で頑張りました。受けずに後悔するなら、チャレンジした方がいいと思います。試験問題も運によるものではなく実力が問われるものであり、しっかり対策すれば点が取れるものとなっています。
法学部法律学科 Vさん
志望学部以外の勉強も編入試験で役立つことがあるため、もっと勉強しておくべきだったと思います。英語の試験問題で環境問題、経済成長、外交問題、地球温暖化などの話題が出てくることがあります。これらの背景知識があると問題文を読みやすくなるため、幅広い教養を身につける必要があると思います。
私の場合は経済学部から法学部に編入したため、大学の授業と両立しながら編入試験の対策をしました。前籍校で勉強したことが編入してからも知識として活きていると思います。他学部から編入しましたが、一括で上限まで単位認定されたので、法政大学に編入してよかったと思います。
編入学試験を検討している方は様々な状況に置かれていると思います。編入する理由はよりハイレベルな大学で学びたい、より深く学びたい、新しい分野に挑戦したい、環境を変えたいなど様々だと思います。どのような状況であっても、負の感情にならずに前向きな姿勢で学ぶ意欲が重要だと思います。編入学試験は大学生はもちろんのこと短大生、専門学校生、社会人を対象にしています。編入学試験は様々な方に門戸が開かれているので、あまり気負いすぎずに挑戦することをおすすめします。
法学部法律学科 Wさん
私は大学受験で思うような結果を出せず悔しい思いをしました。しかし、家族からは浪人や仮面浪人をすることを認めてもらえなかったので、前籍校に通いながら他の大学への編入学試験を受けることに決めました。編入学試験を実施している大学を調べる中で、高校生の時に目指していた大学とカリキュラムが似ていて、2年次編入学を実施している法政大学を見つけ、受験することに決めました。
過去問を実際によく見ておけばよかったとは思いました。私の場合、自分がまさか合格できるとは思っていない状態で対策をしていたので、過去問を見て受けていればもっと落ち着いて受験できていたのではないかと思います。本番を意識した対策をすればよかったと思います。した。
私は法政大学の編入学試験を受ける前に、合格者や受験生の多くが予備校に通って対策をしているのを知り、自分なんて合格できるはずなんてないと思っていました。もちろん予備校に通うのも1つの合格への道だとは思いますが、必ずしも通わなくても自分の取り組み次第で合格することができることは私が証明しました。自分なんかには合格できないと思うのではなく、自分が今在籍している学校で一生懸命学んだことや自分が勉強していることを信じて、編入学試験に挑戦してみてください。編入学試験を受験される方の中には、今在籍している学校での勉強との両立に悩むかもしれません。しかし、目の前の学校の授業を最優先で一生懸命に学習し、時間を見つけて編入学試験の過去問を見て自分が苦手だと思うことに関しては自分で対策することができれば、十分合格する可能性はあると思います。編入学試験を受験される皆さんを応援しています。
法学部法律学科 Xさん
興味のある分野を研究している教授がおり、そのゼミに入りたいと思ったから。
オープンキャンパスを利用して入学後についてのことを相談していればよかった。興味のあるゼミがあったので法政大学を志望したが、今年度、その教授が異籍されたので、そのようなことがないよう大学に赴き、相談を行えば良かった。
前籍校では、時事問題をひとつ取り上げてそれについて話し合うゼミ形式の授業がありました。そこで得た知識は、論文対策にも大いに役立ちました
いろんな場所にアンテナを張って、社会情勢や時事について知ることが、編入においてとても重要なことだと思います。編入に関する情報があまりない分、たくさんの問題に目を通してみてください。それがきっと本番でも役に立つと思います。
法学部法律学科Aさん
法政大学に編入しようと思った理由は、伝統のある有名私大であり、東京六大学でスポーツも強くとても憧れていたからです。現役でも一浪でも法政大学に落ちてしまったのですが、諦めきれなかったので編入を決意しました。また、法律にも興味を持っていたことから、法学部を受験しました。
①論文対策としては、編入予備校に行って勉強していました。そこでは、毎回、人文系の小論文を書いて添削してもらっていました。やはり、日々小論文を解いて、先生にしっかり添削してもらうことが非常に重要だと思います。②英語についても、編入予備校に通って勉強していました。具体的には、英単語を覚えたり、長文問題を解いたりしていました。長文問題をたくさん解いて慣れることが合格する最大の秘訣だと思います。③法学部なので面接はなかったです。④まず、英語に関しては、英単語を一日15分くらい触れて、忘れないようにしました。あとは、難しい長文問題を週に2回解いていました。一回の長文問題に対して、解くのに一時間半くらい、直しに二時間半くらいかけてじっくり直していました。次に、小論文に関しては、週に一回解いていました。二時間くらい解くのにじっくり考えていました。また、添削してもらった答案を30分くらいしっかり見直していました。
小論文を書く上で、背景知識をもっと入れておけばよかったなと感じました。知識が少なかったことから、自分なりに知識を振り絞って書いたので、小論文に関しては解き終わった時、自信がなかったです。ただ、知識に関しては、知っているかいないかということから、かなり運に左右されると思うので、仕方ない部分もあると思います。
前の大学では、だいたい400字以上のレポート課題が基本的に毎回どの授業でも出されていたので、それがとても役に立ったかなと感じました。編入学試験を決意するまでは、ほとんど文章を書く練習をしてこなかったので、練習になりました。単位認定に関しては、学部自体を変えたので、法学部の専門科目は何も認定されませんでしたが、以前所属していた大学がドイツ語学科だったので、語学の単位を全て移行できたことがとても良かったです。また、語学以外の単位に関しても、ILAC科目(市ヶ谷キャンパス生が共通で履修する教養科目)としてほとんど認定されていたので、安心しました。
編入はネットとかで調べると、情報も少なく、採る人数も少ないことから、難しいイメージを持つかと思います。ただ、僕は、一般受験よりは挑みやすい試験だなと感じました。というのも、法学部は小論文と英語に限られており、それに集中して取り組むことができるからです。英語と小論文ができれば、受かるので、ぜひ皆さんにもチャレンジして欲しいです。
法学部政治学科 Bさん
編入しようと思ったきっかけは、大学受験で自分の納得する結果を出せなかったからです。様々な選択肢を考えたのですが、知人から編入制度の話を聞いて、自分に合っている受験形態だと思い、編入で大学受験のリベンジを果たそうと思いました。編入は制度がある大学自体少なく、情報を集めるのも大変だったため、私は編入予備校に話を聞きに行きました。すると、編入の主は3年次編入で、3年次のみしか募集していない大学も多いと聞きました。しかし、私はサークル活動、学業、就活などの大学生活も楽しみたいと思っていたため、2年次編入がある大学を探し、自分が受験したい学科のある法政大学を選びました。
①小論文の書き方・内容・勉強法、全て分からなかったため、自分で書いても独りよがりの文章になってしまうのではないかと考え、私は編入予備校に通うことにしました。まず、講義で試験の範囲となっている分野の知識をインプットし、「序論・本論・結論」で書く練習から始めました。最初は解答例を真似して書いたり、声に出して読み、小論文の型を習得していきました。そして、徐々に自分で書き始め、書いた文章は必ず先生に添削していただき、自分の文章に足りないところ、癖などを指摘してもらいました。
小論文は内容はもちろんですが、いかに論理的に書けているかということも重要なので、私は自分以外の人に文章を読んでもらい、意見をもらうことは小論文を勉強する上で大切なことだと思いました。試験直前は制限時間を設け、とにかく書きまくるという練習もしました。②英語は大学受験時も苦手科目だったため、基本から勉強し直しました。
大学受験の際使っていた単語帳と、文法書を復習しました。しかし、私は小論文に主な勉強時間を割いていたため、英語は基本的な事項を勉強し終えた後は、週に1回長文を読んだら良い方くらいの勉強量でした。そのため、試験本番も英語は不安材料でした。
③面接はありませんでした。④小論文は週に一度予備校に通い、その復習を行っていました。1日の勉強時間は何時間と設けるのではなく、そのとき通っていた大学の授業、課題を優先しつつ、隙間時間を活用して勉強していました。例えば、電車に乗っているときは新聞や資料集、用語集を用いて、知識をつけていました。また、大学の講義の内容が編入試験の範囲に活きることもあるので、大学の授業も受験勉強の一環になっていたと思います。
試験本番、小論文では想定外の問題が出ました。試験中は問題から発想を飛ばして自分の持っている、書ける知識とつなぎ合わせて書きましたが、書いたものに手応えはありませんでした。なので、普段から様々な角度から物事を捉えたり、物事の多様な側面を考えているべきだったと振り返っていました。
大学の勉強はそのときは分からなくても、後々、この分野と繋がりがあったんだなどと発見があることも多く、そのときの印象が頭に残っていることで、小論文で書けることも増えるので、大学の勉強もきちんと手を抜かず行うべきだと思います。
二つの大学に通うことで、大学ごとの特色や違いに気づく事ができるので、貴重な経験になりました。また、大学の受験の失敗を繰り返さないよう、2度目の受験では自分で試行錯誤でき、受験が上手くいったら自分の自信につながるので、私は編入試験に挑戦出来て良かったと思っています。法政大学は前籍の大学より活気があるように感じ、私も刺激を受けるので、法政大学に通うことができ満足しています。
法学部政治学科 Cさん
もっと高いレベルで学問を学びたいと思ったから。将来のキャリア設計で役に立つと考えたから。
①小論文は知識が命です。自分の受ける学部の分野の勉強は前の大学の教科書を熟読していました。入門的な専門書を読むことをお勧めします。最初は絶対に思い通りに文を書くことはできません。週2、3回は時間を計ってルーズリーフに文章を書くことが大切です。小論文の内容は自分が受ける学部の分野について書いていました。そして書いたものは自身の友人や家族の人に読んでもらい、分かり易いという感想をもらえれば大体大丈夫ということでしょう。定期的に書き続けることが重要です。②英語の勉強は通常の大学受験の勉強と同様で大丈夫です。文法や長文は他大学のものや法政大学の過去問を解いていました。ただ、自分の受ける分野の学部の過去問を選んだ方が良いです。
③面接はありませんでした。④ここまでやれば、絶対に受かる、対策はばっちりと考えられるまでやりましょう。こればかりはやりきるしかありません。ただ、通常の大学受験と違い、日本史や古文などの知識系のような科目がほとんどありません。時間もたっぷりあります。大切なのは、計画的に勉強することです。友人と遊ぶことも良いと思いますし、実際私は遊んでいました。ずっと勉強することは逆効果ですし、モチベーションの維持は難しいです。メリハリを大事に。
完璧でした。やり切ったという感覚しかありません。
編入以前の大学も真面目に取り組むべきです。小論文や英語の試験でも役に立つだけでなく、日々の勉強生活にも影響します。
大学編入を成功したとしても幸せになれるとは限りません。認定単位の関係上、3年次編入で入ったとしても48単位フルで授業に出なくてはなりません。途中から入るので友人を作ることも難しいでしょう。楽しい大学生活とは一線を画し、勉強することが多いです。しかしながら、勉強に没頭できますし、キャリア設計も充実します。やりたい学問を学べることは何よりの喜びです。自分の研究したいことに没頭できるのは大学生だけです。大学生活4年間を勉強にささげるのも悪くないのではないでしょうか。挑戦する人はぜひ頑張ってください。
文学部日本文学科 Dさん
前の大学では英語を学んでいたが実際に外国人と話したときに日本の文化について説明できないと交流の場で自分の意見を積極的に発信できないことに気づき編入した。他の大学は圧迫面接が多かったが法政大学は優しかった。
①どんな問題が来ても一貫性のある答えにしようとした。③周囲の人に協力してもらいどんな質問が来ても答えられるようにした。④日本の文豪について一日3時間勉強した。古典について一日3時間勉強した。
勉強はしてもしたりなかったため広く勉強しておけばよかったと思った。
前の学校ではほぼ英語しか単位を取得しておらず取得単位が偏ってしまったためあらゆるジャンルの単位を取得していた方がいいと思う。
思い立ったが吉日です。今日から編入試験に向けて勉強を始めてみましょう!
文学部地理学科 Eさん
浪人して、どこも行くところがなくなった時に、専門学校で大学の編入制度を知りました。航空管制官になりたいと考えているので、英文科に入れるようにずっと勉強していましたが、専門学校のアメリカ史と世界史の担当の先生から「好きなことをし続ける楽しさ、やりたいことをやれる面白さ」を教わったことをきっかけに、高校の時から勉強したかった地理の学科への編入学を目指すことにしました。
①専門学校の大学編入コースに小論文対策の授業が週2回あったので、個別で勉強するということはなかったです。基本的な書き方や、また時事問題もあつかう授業だったので、他にも役に立つ授業でした。また、過去問が公開されていたので対策をしやすかったです。他に、他大学の赤本を解いてみたりしました。②外語専門学校に通っていたこともあり、毎日英語に触れていました。ネイティブの先生もいたので、英語で授業する教科もあり、英語の力がつきました。自分は英語が苦手でやりたくなくて高校は理系選択をして逃げてきたので、苦労しました…。③自分が将来になりたいか、自分の場合は航空管制官か教員になりたいという目標があるので、大学でやること、やりたいことが明確でした。なので、それに沿って聞かれたことを答えられるようにしていました。
④自分は、9月からの受験勉強でしたが、もともと地理が好きだったこともあったことと、浪人が終わった後も勉強ではないのですが、テキストやプリントを眺めたりしていたこともあり、完全に忘れているところがなかったことが幸いでした。最初に過去問を調べながら解いてみて、それでもわからないことを先生に聞きながらやりました。そして、とにかく地理の基礎を勉強していました。高校の教科書を見返し、小さなコラムも全て読んで頭に叩き込みました。受験日の1ヵ月前に持っている赤本や、無料公開されている大学の過去問の地理を解きまくりました。
地理の勉強を9月から始めたため、やはり準備不足でした。高校生で学んでいなかったことも出たので、地理に関わるニュースなどをもっと見ていればよかったなと思いました。
外語専門学校だったので、英語を中心に学んでいました。自分はスペイン語とフランス語を1年ずつ学んだのですが、他にも中国語、韓国語も学べるので単位認定してもらえるものも多かったです。一般教養の科目は、互換されるものがあるので、なるべく良い成績を取っておくと後が楽かもしれないです。
将来の就職に有利になるためだけに決めるのではなく、自分のやってみたい、学んでみたいもので決めるのもいいのかなと思います。遠回りをしたり、つまずいたりしても自分が望んだところに最終的に行けるようにしたらいいのかなと思います。
文学部地理学科 Fさん
前籍の学校では観光社会学について研究していたが、その中で地図上での空間的変容を学びたいと考え、地理学を学びたいと思うようになった。そこで歴史地理学、観光地理学を専門とする先生の下で学んでいきたいと考え、法政大学を志望した。
①過去問題を見て傾向を掴んだ。HPに載っているものと、学部窓口へ直接赴いて閲覧するものと、どちらも参考にした。試験内容は地理学の用語説明だったため、地理学の辞典と、人文地理学のテキストを買って対策をした。②英検で出願した。TOEICも受けていたが、法政大学の出願資格はTOEICだとS&Wを含む4技能が必要であり、自分はL&Rのみしか受けていなかったため、できなかった。③志望理由は4分程度話すようにした。3年次なら具体的な研究内容や、支持したい先生などを挙げるとよいと思う。
そこから深堀されそうなことを予想して回答を用意し、スムーズに受け答えできるように準備した。その他は、将来の進路、読んだ本や論文、なぜ編入か、気になるニュース、アルバイト経験についてなどの答えも準備していた。あとは笑顔。④地理学の用語説明対策を1日約6時間していた。また、休憩時に地理学、観光学の論文を読んでいた。
試験の傾向が変わっていたため、用語説明だけでなく、高校の内容等も準備しておけばよかった。
主に英語と社会学を学んでおり、結構単位認定されたため、ILAC科目(市ヶ谷キャンパス生が共通で履修する教養科目)が楽になった。
法政大学は、1次の筆記試験を通らないと2次の面接に進めないという編入学試験です。そのため、まずは1次試験突破を目指して論文対策をしっかり行ってください。面接は発表ではなく、面接官との会話です。空回りせず、落ち着いて言いたいことを言えるようにしてください。
社会学部メディア社会学科 Hさん
前籍の学校では、今学んでいることが本当にやりたかったことだったのかという悩みを持ち続けていました。熟考した結果、専門を変えて学び直しをしようと編入を決心しました。
①1年間、編入予備校に通い、論文の書き方の指導を受けていました。②法政大学に来校し、編入試験の過去問を閲覧してどのような問題が出るのかを把握しました。また、一般試験の過去問にも取り組みました。③本番で聞かれそうなことを予想して答える練習をしました。特に、志望動機やなぜ社会学部でメディアを学びたいのかをきちんと答えられるように備えました。また、社会学部で学べる科目やゼミで受けたいものについてはよく調べておくようにしました。④私は1年間、出身大学を退学した状態で編入対策をしていたため、週に1、2回予備校に通いながら、それ以外は近くの図書館に通い学習をしていました。本は、社会学の用語を中心に書かれているものを読んでいました。また、社会学以外の分野のものやいくつかの手記を読み、さまざまな考えに触れました。
面接対策として、入学してからやりたいこと、卒業までにできるようになりたいことのような入学後の目標を、より具体的にどのように考えているかを考えておく必要があったと思いました。
出身の大学と法政大学社会学部では、学べることが全然違います。そのため、単位認定していただけるのはごくわずかだろうと思っていました。しかし、たとえ専門が異なっても想像以上に多くの単位が認定していただけたため、今まで学んできたことが役立ったと思いました。
高校生の時点で、自分の将来を決めて、後悔のない進路に進むことは難しいと思います。また、実際に大学で学んでいく中で思っていたのと違うと思うことも多いと思います。そんな時でも、編入は新しい分野を学び直す方法のひとつだと思うため、挑戦してみる価値があり、貴重な経験になると思います。
経営学部経営戦略学科 Iさん
以前一般受験を2年挑戦しても入れず、どうしても法政大学に入学したかったから。
①大学受験用の小論文対策のおさらい②ieltsを使用し過去問演習を行った。③法政大学の理念に目を通して法政大学の考える大学生像を理解した。④経営学の理論本や話題のビジネス書
経営学の知識を事前に学べていたので編入後の授業にもついていけた。
法政大学に編入出来たことを今でも嬉しく思っています。
経営学部経営戦略学科 Jさん
前籍の学校で経営学の授業を受けて勉強したくなった。特に中小企業のグローバルな経営環境における経営戦略策定を学びたいと思った。ゼミの開講数やカリキュラムの内容を見て、法政大学であればより深く学ぶことが出来ると考えた。
①小論文に関する本の問題を解き、別の本を使って自分が書いた文章を厳しく添削した。本以外でもネットで小論文の問題を探してきて解いていた。一日に小論文を2つ書き、次の日に添削した。また知識が無ければ答えることが出来ない問題が多いので、就活用のキーワード集を使って時事問題への理解を深めていた。時事の本だけでは足りないこともあるので、放送局のビジネスニュースのサイトで、その日のニュースを片っ端から全て読み常に新しい情報を知っているようにした。全てのニュースに目を通すために、朝食、昼食、夕食後にサイトのニュース一覧のところを見ていた。入試一か月前から過去問を解いていた。②私はIELTSの得点を提出した。このテストを選んだのは月に何回もテストがあること、コンピューターで受験できること、早く結果を確認できること、早く大学へ結果送付が出来ることが理由だ。試験対策は参考書を1冊決めて、それを10周ほど解いていた。また参考書にパソコンを使った模試がついていたので、それも活用した。③法政大学に編入した先輩にどんな質問があったのか聞き、それ対する答えを用意した。また自分で面接で聞かれるであろう質問を考え、答えを用意した。その質問と答えはノートに書いておき、隙間時間に見るようにしていた。面接練習では入室するところから始まり、質問に答え、退出するまでの通し練習を何度も行った。④経営学の入門書、経営戦略に関する本、マーケティングに関する本、中小企業論の本、国際経営学の本を読んだ。また法政大学の先生方の論文も6本読んでいた。毎日6時間以上勉強していたのだが、その内の8割を論文対策に充て、残りを英語対策と面接対策に充てていた。移動時間などの隙間時間をほぼ全て受験勉強に充てていた。
もっと面接の準備をしておくべきだった。想定していなかった質問が出たり、緊張から頭が真っ白になることがあったからだ。また一人で準備をしていたので想定外の質問に対する練習ができなかった。そのため面接練習をするときにもっと周りの人を頼ればよかったと後悔した。
前の学校では経営学に関係ないことであっても自分が興味を持った授業はなるべく全て取るようにしていた。それが単位認定の際に教養科目に影響したと思う。また高いGPAを取れるように常に努力していた。それも単位認定に役立ったと考える。編入学試験では前の学校で学んだ内容が小論文の問題に出てきたので、しっかりと答案を組み立てることが出来たと思う。
私が受験生時代を通してずっと後悔していたことはもっと早く勉強を始めていればよかったということです。本当の意味で本腰を入れて勉強をし始めたのは試験の2か月前からでした。それまでだらだらと勉強していた私は、2か月前になってようやく自分がいる場所に気が付きました。そこから試験までの2か月間は毎日大学の授業を除いて10時間以上勉強をしてそれでも間に合うかどうかでした。受験生の方にお伝えしたいことはとにかく早く受験勉強を始めてほしいということです。早ければ早いほど得をします。
あとは自分の努力を信じて頑張ってください。
経営学部市場経営学科 Kさん
前の学校では経済、経営など、ビジネスに関することについて広く浅く学んでいたのですが、大学に入ってから商品開発についてもっと深く学びたいと思い、マーケティングに特化していて、商品開発企画などを行っているゼミに興味を持ち、法政大学に編入しようと決めました。
①新聞を読む。文章を書くことに慣れておく。書いた文章は必ず添削してもらう。②〈試験の種類〉IELTS〈選んだ理由〉ネットで、TOEFLはIELTSよりも対策が難しいと見て、私は英語がそこまで得意ではなかったので比較的TOEFLよりも対策が難しくないIELTSを選びました。③経営に関する本を読んだ。新聞を読むだけでなく、見出しになってる自分が重要そうだと思った単語(例えばSDGs、COP26など)を拾って、ネットでそれについて深く調べた。
法政大学の小論文試験は1時間で2題の問題に取り組まなければいけなく、文章を書くことに慣れていないと時間が全く足りないので、法政大学の過去問だけでなく、他の大学の過去問、参考書に載っている小論文のお題など、なんでもいいのでとにかく小論文を沢山書いておくことをオススメします!小論文を沢山書くと、似たような問題に出会った時に、文章構成がしやすくなります!また、小論文を書く際には時間を測るようにした方がいいです!
現代福祉学部福祉コミュニティ学科 Lさん
短期大学のゼミで社会福祉に興味を持ち、短大卒業後に四年制大学に編入学して社会福祉を学びたいと思った。法政大学にしようと思ったのは、社会福祉と地域づくりの両方を学ぶことが出来るのが魅力に感じたから。
①編入学対策の塾に入り、社会福祉系の問題や法政大学の過去問題を解いた。塾の先生に見直しをしてもらい、基本的な文章の構成は完璧にした。②基本的には法政大学の過去問題を解いて、塾の先生に見直しをしてもらった。論文に比べると英語を勉強した時間は少なかった。③基本的な質問に対する答えを事前に考えておき、塾の先生とたくさん練習した。試験前は家でも、寝る前に15分程度1人で面接練習をした。④社会福祉は短期大学で学んでいなかったので、参考書を買って独学で社会福祉の勉強をした。編入学試験の直前まではあまり勉強できなかった。
1次結果はその場で出たので、面接の結果待ちのときに不安があった。質問に答えることは出来たが自信がなかった。
短期大学が英語科だったため、英語の試験勉強に役立った。