「作りたいものを伝えるための絵」が描けるようになる
「モノとして工学的に機能しつつ、デザインとしても優れたものを作りたい」そう考えて、システムデザイン学科を志望しました。デザインと聞くと絵が描けなければできないと思いがちですが、私自身、大学に入るまではノートの隅にパラパラ漫画を描いていた程度。システムデザイン学科では「絵はセンスではなく技術」という教授の指導で“自分の意見や作りたいものを伝えるための絵”を描く方法を身につけることができます。
工業製品のデザインからロボットシステムの構築まで幅広く学ぶ
学びの幅が広いこともシステムデザイン学科の特徴です。1・2年次ではクリエーション、マネジメント、テクノロジーの3つの系統を幅広く履修。家具や車といった工業製品のデザインや3Dモデルの作成、ロボットシステムの構築、エクセルを使った会計処理など、ものづくりに関するさまざまなスキルを身につけることができます。
卵を2メートルの高さから落としても割れないパッケージとは?
私の場合、「卵を2メートルの高さから落としても割れないパッケージづくり」に取り組む「基礎デザイン制作」という授業で、クリエーションの面白さを実感。3年次からはクリーション分野のゼミに所属し、かわいらしさはもちろん、コストパフォーマンスや耐久性なども考慮したパッケージデザインの制作に取り組みたいと思っています。
ものづくりサークルでインスタレーションを制作
デザイン工学研究会(ARD)というものづくりサークルに入っています。学科の1〜3年生約30人のメンバーで、年に数回、共同でものづくりに取り組みます。去年の学園祭では「フラッシュジャム」と題したインスタレーションを展示。ヒトの脳内をモチーフに、小さなひらめきが集まって大きなひらめきになるプロセスを光ファイバーを用いて表現しました。また、今年1月には木材を使って5×2メートルの「足湯」を作り、システムデザイン学科のある市ヶ谷キャンパスに設置しました。