学部・学科

「生命」「植物」「物質」の3領域に基づき
最新の生命科学と化学を探究

生命科学部は、地球の未来を支える、生命と環境の課題に取り組む学部です。人口増加による食料問題、工業化による環境問題、医療問題などの諸問題に解決策を提案できる学問として、生命科学の研究・技術には多大な期待が寄せられています。また、人類と環境および資源との共生を実現するために、化学の手法を用いた環境に優しい新物質の開発や環境保全、新エネルギーを創出するための応用技術の確立も急がれています。本学部では、多岐にわたる生命科学および化学の各分野について、学部共通の横断的な基礎教育を実施。さらに、ティーチングアシスタントやチューター制度を活用した少人数指導、短期SA(スタディ・アブロード)などの多彩な教育プログラムにより、持続可能な社会を支える専門技術者や研究者を養成します。

学部の特色

最先端の機器・設備が充実

生命科学の最先端に対応するため、最新の研究機材・設備を用意。質の高い実験、研究を可能にしています。また、実験手法と理論を確実に学ぶため、カリキュラムの中では実験、演習、実習を重視しています。

初年次から専門的な学びが可能

早い段階から研究に取り組みたいという学生の意欲に応え、インターンシップや早期からの研究室配属などの仕組みがあります。学会発表を行う学生も多く、自立的な課題解決能力の養成にもつながっています。

例年約2~4割が大学院へ進学

大学院への進学率は例年約2割から4割です。本学には理工学研究科生命機能学専攻(生命機能学領域、植物医科学領域)および応用化学専攻が設置されており、学部からの一貫した学びが可能です。

生命機能学科

先端技術と資材、装置がそろう環境で
時代を先取りする生命科学教育を実践

ヒトをはじめ多くの生物のゲノムの全構造が解明されたことで、生命科学は今転換期を迎えています。細胞と、細胞を構成する分子それぞれの機能を解明しながら、それらが集合した際の機能まで追究する、新たな細胞生命科学・分子生命科学が求められています。こうした時代背景を踏まえて、生命機能学科は、「細胞個性学」と「分子個性学」を特徴とする新しい「生命機能科学」を提案。ゲノム、蛋白質、細胞の3つに焦点を当て、最先端の生命科学教育を進めます。2年次から研究室での研究が可能なため、早い段階からじっくりと研究に携わることができます。専門をより深める際に欠かせない科学英語の修得も重視しています。

POINT

生命科学の最先端に対応する3コース

  • ゲノム機能コース
    ゲノムの全遺伝子の機能を明らかにし、生物が利用する遺伝子を選択する仕組みの解明を目指します。
  • 蛋白質機能コース
    遺伝子の情報を利用して蛋白質が合成され、立体的に折りたたまれることによって機能を発揮する仕組みを掘り下げ、さらに人工蛋白質の設計へ発展させていきます。
  • 細胞機能コース
    多数の遺伝子と蛋白質が共存する細胞一つ一つの個性解明を目指します。

ユニークなカリキュラム

「分子生物学」「生物化学」「細胞生物学」「生物物理学」を基盤としたゲノム、蛋白質、細胞の構造機能を学ぶカリキュラム体系を採用しています。1年次より実験・演習を開始し、2年次から研究室に所属する実践的教育を重視。また英語についても、1年次から「生命機能学英語」を開講し、SAプログラムやERP※科目を設置するなど、充実しています。
※ERP:英語強化プログラム

最先端の技術と資材・装置

生体で機能する一分子を解析する「生体分子ナノ計測システム」、ゲノム全遺伝子の構造や発現を解析する「生命ゲノム解析システム」など、最先端の資材・装置を備えています。

環境応用化学科

環境調和型社会の実現を目指して
環境・ エネルギー問題における化学的解決方法を学ぶ

環境応用化学科では、環境やエネルギーの諸問題を解決し、持続可能な社会を目指す化学である「グリーンケミストリ」を基盤としています。有機化学、無機化学、物理化学、環境化学、化学工学の5分野をしっかり学習することにより基礎能力を身に付け、生体や環境、物質との関係について学びます。学習の便を図るために設置された3つの履修モデル(コース)で専門科目を体系的に学ぶ中で、グリーンケミストリ関連科目では、化学物質の開発および生産過程における自然界や生体への影響、資源の循環再利用など、環境調和の考え方を重視した学習を行います。さらに、最小環境負荷実現のための物質設計をはじめ、環境問題に対応した新しい化学的な解決法などに関する教育研究を行っています。

POINT

グリーンケミストリを基盤に学ぶ3コース(履修モデル)

  • グリーンケミストリコース
    環境保全やエネルギー問題などを化学的手法により解決するための知識と技術を修得します。
  • 物質創製化学コース
    さまざまな機能性物質開発を行うための基礎知識や、その応用開発のための知識と技術を修得します。
  • 環境化学工学コース
    環境、資源、エネルギーの観点から物質の化学変化を捉え、化学工学的プロセス設計などの基礎を修得します。

1年次から多彩な実験プログラムを体験

実験・実習を重視した実践的カリキュラムで、1年次から各教員の研究室で多彩な実験プログラムを体験できます。在学中、比較的早い段階で興味のある研究テーマを明確にでき、研究室配属後にじっくり研究に取り組むことが可能です。

最先端の機器・施設の利用が可能

卒業研究において、マイクロ・ナノテクノロジー研究センターや小金井キャンパス精密分析室に設置されている最先端の分析機器を利用して実験を行うことが可能です。2・3年次の応用化学実験においても、一部の先端機器に触れる機会を用意しています。

応用植物科学科

国内唯一の植物医学研究教育の専門機関
植物を守り、生かす専門教育と研究

植物医科学は植物の病気の原因を探り、診断と治療を行う学問です。現在約70億人の世界人口は、2050年には90億人を突破するといわれています。食料生産の増加率は鈍り、食料不足は必至です。世界の食料生産のうち3~4割以上を奪っている病虫害や雑草害、貯蔵病害に対処することが、今後の食料問題解決につながります。植物医科学は、このような食料問題に加えてエネルギー問題などの環境問題に取り組む学問分野であり、その知識と技術が現代社会で必要とされています。植物医科学の充実した教育、研究を展開し、専門職を志向した領域に特化した学びで世界で活躍する人材を養成します。

POINT

植物医科学センターを開設

付設機関「植物医科学センター」が、教育研究成果を社会に還元するため、植物病の診断や診断技術研修に取り組んでいる他、学生の実践教育の場としても活用されています。

ニーズが高い領域に特化した3コース

  • 植物クリニカルコース
    植物病の原因となる微生物などの特性を知り、植物医科学分野の応用的な知識や先端技術を修得します。
  • グリーンテクノロジーコース
    生命科学の基礎、植物との相互作用などを理解し、植物の健康や環境保護のための技術を修得します。
  • グリーンマネジメントコース
    植物の健康保護と植物生産に対するビジネスや政策など、幅広い分野を学習します。

公的資格「樹木医補」「自然再生士補」が取得可能

日本緑化センターにより「樹木医補」および「自然再生士補」養成機関に認定されているため、指定科目を履修し、申請をすることによって、「樹木医補」「自然再生士補」の資格が取得できます。また、国や都道府県の公務員(技術系)試験受験者に役立つ科目も多数準備しています。

充実の植物医科学インターンシップ

2年次に、植物医科学に関連した全国各地の企業や団体、研究所、農業試験場などや、農林水産省や環境省などの中央省庁へ赴くインターンシップを必修としています。現場で必要とされる技術や知識、技能を集中的に学びます。

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