学部・学科

日本屈指の伝統を有し、人間と文化の本質を探究し続ける

法政大学文学部は、創設から90年以上の歴史を有する、日本屈指の伝統ある学部であり、人間と文化の本質を研究し続け幾多の人材を輩出してきました。本学部では、6つの学科の各分野で、それぞれの視点から「人間であること」について、深く追究します。学部の中に多様性があり、学科を超えて他分野の学びにも触れられる教育体系により、広く深い教養を身に付けることができます。そして、学びの過程を通して、他者と議論を交わし、自らの表現・コミュニケーションの能力が培われていきます。これらは私たち「人間」の根幹の能力を養い高めることであり、物事の「価値」を公正に評価するために欠かせない訓練であるといえます。国際化社会を生きる上で不可欠な、人間知に根差した真の知力と教養を求める皆さん、わが文学部に来たれ。

学部の特色

ゼミ中心の少人数制教育

希望者全員がゼミに所属できます。教員と学生が直接コミュニケーションできる少人数制教育で、研究テーマの設定や調査研究の手法、プレゼンテーションの方法などを学びます。また、4年間の集大成として自らの考えを表現し、考察する力を鍛えるため、卒業論文を必修としています。

他学科の科目も履修可能

他学科公開科目が設置されているため、興味に応じて他分野について学ぶこともできます。また、他学科の専門科目を選択科目に加えたカリキュラム構成で、広い視野を身に付けることができます。

社会人力を培う文学部共通科目

文学部での学びを社会で生かし、社会で役立つ総合的な能力を養成するための科目「文学部生のキャリア形成」「現代のコモンセンス」を開講。各方面で活躍する卒業生らによる講義で、文学部で得た知識が社会とどうつながるのか、社会にどのような常識が求められているのかを学びます。

哲学科

広く学び、深く考える“哲学”を通じて
教養を育み、強く生きる“実践知”を身に付ける

哲学とは、古今東西の思想を手掛かりに、人間の根源的な価値を探究する、全ての学問の源です。その意味で、原点に立ち返って問いかけることが求められる現代にこそ必要な学問といえます。

哲学科では、東西の哲学、論理学、倫理学、宗教学、美学・芸術学や心理学、社会学など多彩な学問分野を学生の関心に応じて学ぶことができます。そして、ものの見方を多様な角度から学ぶことによって得られる柔軟な思考力や深い洞察力によって、困難な時代を強く生き抜く“実践知”を身に付けることを目指しています。

日本の歴史に名を残す哲学者で本学の教授でもあった、和辻哲郎や三木清の伝統に連なる本学科は「哲学する」ことの力強い教場であり続けています。本学科での4年間の学びを通じて、あらゆる物事の本質、そして自分自身の本質に迫り、生きるための根源にたどり着くことができるはずです。

POINT

海外研修を行う「国際哲学特講」

教室での学習の後、学期末に約1週間ヨーロッパへ出掛け、現地ドイツとフランスの学生と異文化理解をテーマに合同ゼミを行います。人間交流を通して、哲学を学びながら、国際的な視野を養います。

4年間の学びを充実させる「基礎ゼミ合宿」

本学科では入学してすぐに「基礎ゼミ合宿」を実施します。学生同士の交流が深まるとともに、教員と学生との距離も縮まり、大学生活のスムーズなスタートを切ることができます。

多様な専門領域を学べるカリキュラム

体系的で総合的な教育カリキュラムを設置。哲学・思想から心理学・社会学関係などの関連分野まで広く学ぶことができます。

日本文学科

「言葉」を通して、日本人の心や文化の本質を追究
社会で必要な理解力・表現力の基礎を身に付ける

日本文学科では、一つ一つの「言葉」との関わりを大切にし、そこに潜む日本人の心や文化の本質を追究します。日本語の力をしっかり身に付けることを重視し、1年次には大学で必要となる日本語能力の基礎を養う「大学での国語力」を設置。2年次以降はゼミナールに所属し、卒業論文に結び付く研究を行う中で、その力を磨きます。

カリキュラムは、古代から現代に至る文学・言語の基礎を学んだ上で、日本の文化を見渡せるよう、さまざまな科目を設置。2年次から「文学」「言語」「文芸」の3コースに分かれますが、他コースの科目も履修でき、広範な知識や観点を獲得できます。2年次からは20以上ものゼミの中から興味に合うものを自由に選択し、専門的な学びを深化させていきます。出版や編集の仕事に興味がある学生も多いため、ニーズに対応して「メディアと社会」や「編集実務」といった関連科目も展開。また、昼夜開講制を採用しているため、ライフスタイルに合わせて時間割を組み立てることができます。

POINT

興味・関心に合わせた3コースを設置

  • 文学コース
    古典文学や近・現代の文学の特徴を基礎から学びます。上代から中古、中世、近世、近代、現代まで各時代を専門とする教員がいることが特徴。また、児童文学や能楽などの関連分野も研究でき、「文化」という広い視野で日本の文学を捉えます。
  • 言語コース
    日本語の歴史、現代日本語の諸相、言語学から見た日本語など、「言語」の複雑さ、面白さをさまざまな角度から研究し、体系的かつ実践的に学びます。最新の言語理論から若者言葉の研究など、多様なテーマで、「言葉」を客観的に見つめます。
  • 文芸コース
    作品を解釈・鑑賞するだけではなく、自ら創り上げたいという学生のために設置。実作が中心となり、卒業論文を創作で提出します。第一線で活躍している作家や文芸評論家が、実作の指導にあたっていることが大きな特徴です。

英文学科

英語を基礎に、文学・文化の享受と理解を深める
言語研究により科学的思考を修得する

英文学科は、英文学・米文学・英語学・言語学という異なる分野からなり、それぞれの分野の中で多様な科目が開講されていることが特徴です。英文学・米文学では、小説・詩・演劇など英語圏のさまざまな文学作品を対象として、批評と解釈の多様性を探るとともに、言葉を通して人間性についての理解を深めることを重視します。英語学や言語学では、英語や日本語をはじめとする言語の研究を、身近な言語データの分析からパソコンを使った実験まで、幅広い方法で行います。

各分野の学問の軸となり基礎をなすのが「英語」。本学科では、それぞれの学問分野への理解を深めるため、「英語」の基礎学力向上にも力を入れています。言語学のみならず言語習得のメカニズムも学ぶことができ、英語の教員を目指す人には、必要な教育が全てそろっています。

POINT

英文学科独自の海外留学プログラム

アイルランドへの短期と長期のプログラム、アメリカの現地大学で正規科目を受講できるプログラムの3種類を用意(短期は1~4年次対象、長期は2~4年次が対象)。希望者は時期を選んで、自分に合ったプログラムに参加することができます。

複数ゼミの受講が可能

本学科では、3年次からゼミに所属しますが、興味に合わせて複数のゼミに参加することができます。また、1年次の「基礎ゼミ」、「2年次演習」を履修することで、専門ゼミへの導入をスムーズにするカリキュラム構成になっています。

柔軟なカリキュラム

基礎から応用まで、多様な講義科目を設置している本学科ですが、必修科目は卒業論文のみ。文学・英語学・言語学の3分野の中から、一つに限定せずに柔軟に学ぶことができます。

史学科

史資料を読み解き、多角的に研究
歴史を見る眼を養い、現在と未来を考える

史学科は、歴史を深く学ぶ場ですが、単に知識を吸収する、過去の出来事を暗記するといった学びではありません。歴史を多角的に研究し、過去の人間の営みを学ぶことで、現在と未来を考察します。本学科には、日本史・東洋史・西洋史の3つの専攻がありますが、それぞれの専門を深めながら他専攻の科目も履修できます。専攻を超えて学ぶことで、物事を多角的に捉える力、客観視する力が養われ、より奥深い学びが可能になります。

中でも東洋史は“何を使って研究するか”という研究方法(文献史料・物質資料)によるカリキュラム編成で、研究対象が時代を超えて変わったり、広がったりしても柔軟に研究を進めることができます。また近年、目覚ましく進歩している中国考古学を専門的に学べることも特長です。

POINT

遺物や古文書に触れながら学習

史資料を正確に読み解く力を付けるため、実際に遺物や古文書に触れる実習も充実しています。学外の施設を利用して史跡・史資料の見学・研修を行うほか、考古学の遺物や古文書の実物と写真を所蔵し、それらを教材に活用し、学習を深化させています。

段階的な教育体系

日本史概説、西洋史概説など、概説系の科目を1年次に必修化。それぞれの専攻で何が学べるのかを知り、その中で自分が追究したいのは何かを探ることができます。ゼミには2年次から所属し、教員の丁寧な指導のもと卒業論文まで一貫した学びを可能にします。

学生の自主的な活動の場「サブゼミ」

「近世文書研究会」のように伝統的なサブゼミもあり、授業以外でも自分の興味に応じた学習ができます。資料・史料の読み方についてアドバイスを受けるなど、大学院生や卒業生との交流も盛んです。

地理学科

科学的な視点からのアプローチで、地球科学を総合的に研究する

地理学は、自然現象と人間活動との関わりについて学ぶ学問です。「地理学と哲学は諸科学の母」と言われるように、現在の諸科学はこの2つの学問から分化・派生しています。20世紀を通して学問分野が細分化されてきた中で、地理学は人文科学・社会科学・自然科学にまたがる総合的な科学です。地理学科は、文学部に属しながらそれらを学べることが大きな特長です。自然現象と、その土地の人々の暮らし方や産業、歴史、文化などを総合的に探究することで、多角的な物の見方や考え方を身に付けます。

環境や気候など説明できない現象が多い現代。地理学はその問題解決に大きな役割を果たすことができ、今こそ、学ぶ意義は大きいといえるでしょう。

POINT

フィールドワークを重視

本学科の大きな特徴は、「現地研究」という実習科目にあります。各現象を理論的かつ適切に説明するためには、現場に出て体感し、観察・計測することが不可欠です。そこで、数日間のフィールドワークを行い、学生は主体的に観察・調査、考察し、その成果を発表・議論します。

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学部と大学院(修士課程)を5年間で卒業できる

学部を3年間で早期卒業して大学院(修士課程)に進学する制度があります。入学後に一定の優秀な成績を修めた学生は、本学大学院進学(2年間)を前提とするこの制度を利用することにより、合わせて5年間で大学院修了までの高度で計画的な学習の機会を得られます。

社会科・理科の教員免許などが取得可能

社会科のほかに理科の教員免許、測量士補の資格を取得することが可能です。また、所定科目を履修すれば、日本地理学会の地域調査士やGIS学術士の資格が取得できます。

心理学科

心と行動を科学的に探究し、
人間理解力と問題解決力を高める

心理学は、人の「こころ」の働きを、科学的な方法(実験、観察、調査、検査、面接など)を用いて、客観的なデータを収集し、分析する学問です。多彩な研究手法を用い、心理学の全貌を、基礎から発達臨床や犯罪、スポーツ・健康、産業組織といった応用までしっかり学びます。

2003年創設と比較的新しい学科であることを生かして、心理学を学ぶには理想的なカリキュラムを構成。その中で力を入れているのが、認知系・発達系という2本柱です。心の仕組みを解明する「認知心理学」と、能力開発や社会への適応など心の発達を探究する「発達心理学」を中心にバランス良く学ぶことで、自他の心を理解し、現実や未来にも客観的・科学的に見つめて対応する能力を身に付けます。

POINT

実験・実習が充実

心の働きを実証的に見つめるため、実験や実習を重視。実践的な研究を繰り返しながら、心理学的なものの見方や考え方を修得します。最新機器を使った実験を行えることも大きな特徴。脳波計やNIRS、ポリグラフといった機器を使い、生理学的な情報から心の状態を見分けたり、呼気データを計測する測定器で運動強度と学習効率の関連性を調べるなど、文系の枠を超えた学際的な学びを可能にします。

ピアサポーター制度を応援

学生主体の課外活動であるピアサポーター制度。本学科は早くから取り組み、心理学を学ぶ上で必要な知識やスキルを学生同士で教え合っています。ゼミの選び方や就職のアドバイス、スポーツ大会を開催することも。活動を通してコミュニケーション力を養うこともでき、学科として活動を応援しています。

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