国際文化学部では、その教育の目標として「外国語・情報学の学習や異文化理解の研鑽を通じて、自国の文化をはじめとするあらゆる文化を相対化し、グローバルな視野で物事を考えた上で、情報の受信・発信が可能な『国際社会人』の養成」を掲げています。本学部の英名であるインターカルチュラル・コミュニケーション(文化間の対話と交流)は、まさにそのような学部のコンセプトを体現していると言えるでしょう。
異なる文化間のコミュニケーションを研究するためには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要となります。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされています。このようなやりとりの過程で新たな言語や表象が生まれるプロセスは、現実の生きた国際化する社会の大きな特徴であり、そのための知識やスキル、国際社会に関する理解は欠かせません。国際文化学部では、そのような要素を情報文化、表象文化、言語文化、国際社会という4つの科目群を通じて学んでいきます。これらの科目群が相俟ってバランスのとれた国際社会人を養成することが目的であり、学際的な学びで視野を広げながら、興味関心に沿った専門領域を深めることができます。
国際文化学部への編入を考えておられる皆さんは、4年制大学を卒業された方であり、外国語や異文化に興味を持ち、物事を複数の視点から多面的に考察していくような学びをさらに追及したい方と思います。先述した学びをさらに発展させつつ、より専門的・学際的な学習・研究を行うための科目として、本学部では3年次から少人数制の演習(ゼミ)を設けています(一部の演習は2年次から履修可)。演習では、教員の丁寧なサポートを受けながら、学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組みます。そして4年次の「卒業研究」においてそれまでの研究成果の発表を目指すことになります。
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