キャリアデザイン学部では、「キャリア」という言葉に、「働くこと」だけでなく「学ぶこと」や「暮らすこと」など、人が生きていくうえで経験するすべてを含めています。「人生100年時代」を迎えつつある現在、私たちの「キャリア=生き方」もまた大きく変わろうとしています。このような時代の変化を受けて、本学部では、多様なバックグラウンドを持つ学生を積極的に受け入れています。それぞれの個性を生かして互いに刺激し合いながら学びを深めていくことにより、これからの時代をしなやかに生き抜いていくための豊かな発想や多様な価値観を育むことが期待されるからです。
本学部への転編入を希望される方には、自身のキャリアを主体的に構築していくことに対する強い意思はむろんのこと、他者のキャリアデザインや再(リ)デザインを支援することにも深い関心を抱いていることが求められます。
本学部では、2年次の秋学期から専門演習(ゼミ)が始まります。個人の学びや発達に焦点を当てた「発達・教育キャリア」、産業社会における職業キャリアの展開を考える「ビジネスキャリア」、家族や地域社会など生活の場における人の生き方を探求する「ライフキャリア」の3つの領域のなかから、自分自身のテーマを見つけて研究を進めていきます。受験生の皆さんは、こうした「キャリア研究」の基礎となるアカデミック・スキルとして、文献やデータを読み取る力や論理的な文章を書く力を、予めしっかりと身につけておいてください。
学外のさまざまな組織や団体においてキャリア体験学習を行うのも、本学部の重要なカリキュラムのひとつです。実習の現場で必要となるコミュニケーション力や課題発見能力は、一朝一夕に修得できるものではありません。日ごろから意識して、これらの力を高めていくようぜひ心がけてください。
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