研究室の学び

コンピュータに、人間の様な高度情報処理を行わせるための「機械学習」、特に人工知能分野で私たちの生活を大きく変えつつあるmachine learning(機械学習)と呼ばれる技術について基礎研究ならびに応用研究を、産官学と連携して積極的に行っています。研究成果を対外的に発表すること、特に国際会議での研究成果発表に力を入れており、英語でのプレゼンテーションスキルや、質疑応答能力も身につけます。

社会との接点

当研究室は、国内外の理工系、医学系、農業系の学術機関や企業、省庁・自治体等と連携し共同研究を行っています。得られた成果は論文や学会、特許、公開システムとして広く世界に発信しています。これまでに開発した皮膚がんの自動診断システムは10 年以上にわたり世界中の皮膚科医に広く利用されました。最近では例えば、24 府県の農業試験場等と連携して植物病の自動診断技術開発や、米JohnsHopkins 大と、新しい医療システムの構築などを行っています。学生達は、違う専門性を持つ方々との共同研究に主体的に関わることで、異なる文化やニーズなど、広い視点を得た上で研究に取り組むことができます。研究室には留学生も複数人在籍しており、彼らとの日々の交流により新しい経験も得ています。

自ら問題を発見、目標を設定し、解決への道筋をたて、実現する。広く社会から求められる本質的な力、価値創造能力を身につけることこそが、研究室生活での学びの本質と考えています。 私の研究室ではこうした活動を通じて、卒業生が国内外問わず社会から求められる存在となること、プライドを持って楽しく活躍する内容が、自然と社会貢献につながるような人材の輩出を目指しています。

主な研究テーマ

  • 生成AI等の新しい機械学習技術への挑戦
  • 機械学習技術の医療応用(がん等の自動診断、類似症例検索など)
  • 植物病自動診断技術の開発
  • 自然言語処理(Large language models: LLM含む)
  • 説明性の高いAI(explainable AI)の開発
© Hosei University
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