研究室の学び

当研究室では、アナログ回路技術をベースとした新しい電子機器の研究を行っています。アナログ回路は、携帯電話や音響機器、通信機器、パソコンなどあらゆる電子機器の高性能化(高速化や長電池寿命,高精度化など)を実現するために必須の技術です。これらの基礎技術をマスターし、学生にはさらにこれらの技術を使うことで人生を豊かにする新しい機器の提案やこれらを実際に作ってもらいます。

社会との接点

我々が感じることが出来る信号(光、音、におい、触覚(圧力)、温度など)はすべてアナログ信号です。また、携帯電話やTV、ラジオなどで使っている電磁波(電波)などもアナログ信号です。また、インターネット接続に使っているインサーネットやパソコンのUSB インターフェースなどの高速にデータをやりとりする信号もやはりアナログ信号です。コンピュータはデジタル回路で実現されていますが、高速な動作を実現させるにはアナログ回路技術が必要になります。このように、我々の周りにはアナログ信号を取り扱うアナログ回路が沢山有り、このアナログ回路によって現在の情報社会が支えられています。

皆さんは、アナログ回路技術を学ぶことにより、現在の携帯電話やコンピュータなどをさらに高性能化することが出来るようになり、より豊かな生活の実現に貢献することが出来るようになります。

当研究室では、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器の高速高精度化による情報機器の高性能化の実現や、逆にデジタル信号で直接制御することで高精度なアナログ特性を持ちかつ高効率なデジタルスピーカやデジタルモータを実現しています。

主な研究テーマ

  • 非常に精度が高く音質が良いΔΣ型アナログ-デジタル、デジタル-アナログ変換器の研究
  • アナログ回路を用いず高精度なアナログ特性を実現するデジタル直接駆動スピーカの研究
  • デジタル信号で複数のコイルを制御する高効率デジタルモータの研究
  • 携帯電話などの高精度アナログ回路技術の研究
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