研究室の学び

学生は、AIとは何か、また私たちの生活や社会においてどのような役割を果たしているかを理解し、AI分野の理論、技術や実際にどのように用いられるかを学びます。また、研究プロジェクトとして日常生活や社会を観察し、問題を定め、学んできたAI技術を応用して解決を試みます。その過程で、問題をどのように見つけ、分析し、そして解決すべきかを考え、実行することで将来の仕事に活かされる研究や実装の能力を伸ばすことができるでしょう。

社会との接点

AIの研究は機械やシステム、環境そして地球にヒューマンインテリジェンスのような知性を与えます。人々や日常生活、そして社会の状況把握による自主的な思考や意思決定を伴うスマートサービスは必要とされており、将来はさらに強く要求されるでしょう。例えばiPhoneのSiriはあなたの声を聴き、理解をしてあなたと会話ができます。
iRobot社の掃除機ルンバは自動であなたの家をきれいにします。自動車の自動運転技術としてGoogle driverless carも注目されています。現在黄研究室における研究プロジェクトは人々の周りで時々刻々と生み出される大量のデータを集め、分析し、サービスへ応用することで利用者が快適に過ごしたり、欲しいサービスをユーザから要求される前に提供したり、事故や危険を予測して未然に防ぐなど、日常生活から経済活動まで様々な場面で役に立つ技術を扱っています。
近年黄研究室では、AIとIoTを連携させることでより便利かつ安全な日常生活に役立つシステムを研究しています。
また、我々人間と機械の共生の時代に向かっています。黄研究室では人間と機械が融和共生する社会を目指し最新技術に挑戦できるために基礎知識と技術を身につけていきます。

主な研究テーマ

現在、要支援者、特に高齢者やいじめを受けている人、難聴の人などをスマートにサポートするシステムの構築を目的とした3つのプロジェクト:(1)一人暮らし高齢者の異常行動と転倒検知システム;(2)学内いじめの可能性があるシーンの検出と予測システム;(3)難聴者支援のためのジェスチャ認識とジェスチャからテキストへの翻訳システム、を推進しています。
© Hosei University
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