ロボット分野 人間親和型・計測制御研究室

准教授 中村 壮亮

准教授 中村 壮亮

Sousuke NAKAMURA

研究室の学び

AH(人間拡張 Augmented Human)という言葉はご存知でしょうか? AH とはシステムの助けを借りて人間の能力を底上げする技術でして、日常生活に自然に溶け込み人間の一部として働くロボット機能と考えて頂ければ分かりやすいかもしれません。私の研究室では、ユーザの特性にマッチしたAH の研究を進めていまして、ユーザ特性を知るための計測技術(センシング)が肝となります。人間を計測して特性を捉えるセンシング技術やそれに基づき人間に働きかけを行う支援技術などAH 技術の基本を幅広く学びます。

社会との接点

ロボットは工場内の人間から隔絶された環境で作業を行うものが未だに主流です。しかし近年では、新たな道具としてお掃除ロボットなどが普及し、一方で自動運転など旧来の道具がロボット化されるなど、着実に日常生活の中でのロボットとの接点が増えています。このような流れの中で、人間との境界面をも超えて人間に同化ないしは寄り添うロボット機能としてのAH が今後本格的に研究・実用化されると考えられます。現に、介護支援への応用が期待されるパワーアシスト(筋力強化)など、一部でAH 技術は市民権を得つつあります。研究室では、一歩先のAH 技術として、最新の計測技術で収集可能となった人間の内部状態(生理・心理状態など)を活用したヘルスケア・メンタルケア・各種能力向上などの研究にも取り組んでいます。

また、人間計測に欠かせないウェアラブルセンサにコードレスで電力を供給する無線給電の研究も同時並行で進めています。無線給電は電気自動車への給電様式として自動車会社でも盛んに研究されています。

このように、研究室でのAH 技術に関する学びを通して、ロボットや自動車産業など人間支援機器を扱う産業分野で活躍する技術者に求められるスキルを磨く事ができます。

主な研究テーマ

  • VR 空間における自由移動および触力覚提示
  • 個人適合型のヘルスケア(健康管理・リラクゼーション)
  • 個人適合型の移動支援ロボット
  • 遠隔操作ロボットの操作性向上
  • 人間に気づきを与えて改善を補助する自省促進システム
  • 生活空間における安全・高効率な無線給電
  • 自律移動ロボットや自動運転車の要素技術の開発
© Hosei University
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