センシング分野 機能素子工学研究室

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研究に関連するSDGsの目標

教授 柴山 純

教授 柴山 純

Jun SHIBAYAMA

研究室の学び

携帯電話では“ 電波” で情報のやりとりをします。インターネットでは“ 光波” による光ファイバ通信が基盤技術です。電波も光波も電磁波ですが、その中間にあるのが“ テラヘルツ波”。最近になってテラヘルツ波を活用できる環境が整ってきました。当研究室では、電磁波の有効利用の観点から、テラヘルツ波帯~光波帯に渡る様々な機能素子の研究を行っています。また、これらの素子を効率よく解析・設計するための時間領域手法の開発も行っています。

社会との接点

当研究室では種々の機能素子を電磁界解析によって設計しています。解析には市販のソフトウェアを使用するのではなく、研究室オリジナルのコードを元に、検討する素子に対応するコードを学生が自ら書き上げる作業をします。

しかし、解析したい素子を一度の試行でうまくコーディングできることは極めてまれで、望んだ計算ができるまで多くの試行錯誤を経験します。これが、問題解決力を向上させます。

また、得られたデータを説得力を持って伝えられるように、プレゼンテーション力の養成にも力を入れています。大学院に進学し顕著な成果を生み出せれば、海外の会議で発表する機会が得られます。研究室を卒業した学生は、電気、通信、精密機器、自動車等の企業に就職し活躍しています。


台北での国際会議にて

主な研究テーマ

  • テラヘルツ帯における金属メッシュ構造のFDTD 解析
  • 擬似表面プラズモンポラリトンを利用したテラヘルツ周波数スプリッタ
  • Fundamental 法の周波数依存型LOD-FDTD 法への応用
  • 遺伝的アルゴリズムを用いたMMI 導波路の出力最適化
  • モルフォ蝶の鱗粉断面を再現した多層構造の解析
  • センシング部に多モード干渉を生じる導波路型SPR センサ
© Hosei University
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