ガソリン機関やディーゼル機関をはじめとする内燃機関の極限的な燃焼生成物低減を目指して研究を行っています。現在のエネルギー消費速度が著しく増大する状況において、再生可能なクリーンエネルギー技術の開発は、地球環境保全の観点からも極めて重要です。各種アルコール、植物油、工場からの廃食油及びバイオディーゼル燃料等に着目し、燃焼生成物低減に向けたエネルギー変換技術の能動的な制御により、持続型エネルギー利用を進めています。
研究室での授業
本研究室で行っている各種内燃機関の燃焼生成物低減に関する研究は、「ゼロ・エミッション」、すなわち、燃焼生成物等の環境への影響を極限まで低減することを目的とすることにより、地球規模での環境問題に対応しうるものであり、皆さんが持続的にエネルギーを利用するためには、必要不可欠な研究分野です。今後の燃焼を始めとするエネルギー変換技術は、単にエネルギー源としてだけではなく、より高度な安全面への配慮を行いつつ、高効率化はもちろんのこと、多様なエネルギー変換技術の開発や次世代型の代替新燃料を初めとする抜本的な改善が必要とされています。すでに多くの関連分野の優れた新技術が開発されつつあります。それらを融合し、また新しい着想・エッセンスにより、地球規模で求められているエネルギー変換について、多角的に社会に貢献すべく研究を行っています。
研究室での実験