情報工学、知能工学、マネジメント分野 情報マネジメントデザイン研究室

研究キーワード:主研究

研究に関連するSDGsの目標

教授 西岡 靖之

教授 西岡 靖之

Yasuyuki NISHIOKA

研究室の学び

情報は、人々の生活や企業活動など、あらゆる場所で活用されています。“情報をマネジメントする”技術は、これからの情報化社会の中でますます重要となるでしょう。ICTと現実の融合がさらに進んだ未来のモノ作りを考えるとき、製品やサービスをデザインするだけではなく、それらを提供するまったく新しいしくみ(工場や店舗など)を議論する必要があります。情報マネジメントデザイン研究室では、こうした未来のモノ作りしくみ作りを研究します。

社会との接点

情報マネジメントデザイン研究室では、モノ作りのための管理技術の標準化を行い、その成果をNPO法人や標準化団体を通じて公開しています。すでに、一部の仕様は、IEC(国際電気標準会議)でも採用されました。また、XML(コンピューター用データ記述形式)に対応した生産計画やスケジューリング関連の国際標準の規格も日本発として提案しています。
また、研究室では、数多くの業務用ソフトウェアを開発し、それらは現在も企業の中で利用されています。工場の生産スケジュールを作成するための業務アプリをはじめ、在庫管理や部品表管理のための業務アプリ、さらには、バーコードやタブレットを活用した現場端末用の業務アプリなど、多くの研究成果があります。

ここ数年は、特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)のための取り組みを支援するために、クラウド(インターネット)を活用したプラットフォームの開発や、中小製造業の業務連携を行なうためのツールや手法も開発しています。実際に、研究室の学生メンバーも企業の現場に出向き、IoT(モノのインターネット)の実装を行うなど、新しいモノ作りのための情報マネジメント技術を産学連携の中で作り上げようとしています。

主な研究テーマ

  • 材料使用料と調理量を利用した在庫管理簡略化システムの開発
  • アパレル店舗におけるRFIDを利用したコーディネート提案ツール
  • テーマパークにおける最適ルート提案システム
  • 食堂における商品提供速度向上システムの提案
  • 理容室における業務効率化のための予約管理システム
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