テクノロジー系分野 シミュレーション環境デザイン研究室

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研究に関連するSDGsの目標

教授 竹内 則雄

教授 竹内 則雄

Norio TAKEUCHI

研究室の学び

私の研究室では、人や環境にやさしく安全な「もの」や「こと」をデザインするため、ソフトウェアシミュレーション(sim.) の立場から以下のような研究を進めています。

  1. 「もの・こと」つくりのための新sim. 手法の開発
  2. 形状デザインのための「ちから」と「かたち」の研究
  3. 災害低減の立場から基盤施設の安全性の研究
  4. 安全・安心のための行動科学sim. の研究

これにより分析能力の高い人材を社会に輩出しています。

社会との接点

聞き慣れないかもしれませんが、私の専門は「計算工学」と呼ばれる分野の学問です。計算工学というのは、理論的あるいは実験的研究だけでは充分究明することができなかった現象をコンピュータの力を借りて研究する第三の学問分野といわれています。私の研究室では、安心・安全な「もの・ことつくり」を計算工学を活用して研究しています。 皆さんが、安心して様々なものを使えるのは、ほとんどの場合、コンピュータシミュレーションによってその安全性が確認されているからです。

最近では、医学の分野に対しても研究が進められ、手術シミュレータなど、様々な応用が試みられています。私の研究室では、上記に加えて、顎関節のシミュレーションを医学部の先生と共同で進めており、医師が診断する際に適切な情報を提供できるよう研究を行っています。

東日本大震災は記憶に新しいことと思います。こうした災害では、いち早く逃げることが大切です。パニックを防ぎ、効果的な避難を行うためには事前訓練が必要で、そのためには避難方法のシナリオを作っておく必要があります。このシナリオ作りにシミュレーションがどの程度活用可能かについても検討しています。

主な研究テーマ

  • 新しい段ボール材料の開発と強度シミュレーション
  • 顎関節の接触圧シミュレーション
  • シミュレーションによる最適形状デザイン
  • 楽器作りに対するCAE の活用
  • 競技用ボートの高速化に対する流体シミュレーション
  • 折りたたみ椅子による指はさみ防止機構の提案
  • 高齢者施設における避難誘導法の提案
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