研究室の学び

モバイル端末の高機能化とその開発環境の高度化、マイコンやセンサ・アクチュエータの低価格化、3D プリンタの低価格化によるプロトタイピングの容易性、個人レベルでのアプリ配信の簡易化、クラウドファンディングによる資金確保の容易性などの革命的な進化を遂げる現在の環境を駆使して、これまでにない全く新しい付加価値の高いデバイスやアプリケーションを開発・普及できる人材を育てることを目指しています。

社会との接点

最近の技術の進歩はめざましく、10 年前には到底実現できなかったようなデバイスやインタフェースがぞくぞくと登場しています。また、これまで専門家にしか提供できなかったコンテンツやアプリケーションを、誰もが製作でき、即時に発表できる環境も整備されています。このような時代に新しくて面白い製品を生み出していくためには、まず、今自分はこんなものが欲しい、あんなことがしたいという個人的な嗜好や気分をアイディアの源泉として大切にしていくべきだと考えています。 本研究室では、まず自分の趣味趣向からはじまってアイディアを創出し、その中から、斬新で面白いシステムを自力で構築していくことを目指しています。特に、現実の環境を映像として捉え、それを分析・加工して、ユーザに付加的な情報や感覚を提示できるシステムに関心があります。このための手法として「拡張現実感」と呼ばれる技術が最近注目されています。我々は、この技術を単なる付加的な情報の提示機能としてではなく、人の動作や現実の物体をセンシングし、コンピュータが作り出す仮想的な感覚やオブジェクトと連携することにより、これまでにない新しい機能をもつデバイスやアプリケーションを構築していきたいと考えています。

主な研究テーマ

  • AR(拡張現実)を用いた先駆的なモバイルアプリの開発
  • 重力・慣性力再現力技術を利用したリアルなAR アプリ
  • 仮想オブジェクト積上げ技術を利用した直感的なAR アプリ
  • 音声対話技術を利用したインタラクティブなAR アプリ
  • IoT を利用した斬新なスマートデバイスとモバイルアプリの開発
  • 各種センサやアクチュエータを組み合わせたIoT デバイス
  • モバイル端末との連携による拡張性の高いIoT デバイス
© Hosei University
メニュー