研究室の学び

本研究室では、機器や環境のデザインと、それに連なるデザイン領域を研究の対象としています。「人間が生活する」ということを軸足に、真の意味で快適な環境、あるべき将来像についての考察を行います。具体的には、仮説としてのデザイン提案を行い、検証と考察をふまえながらその価値と意義を立証、確認していきます。社会に対し有意義な創造的提案のできる実践力を身につけた人材の育成を目指します。

社会との接点

この研究室では、生活機器、生活環境、それらに関わるあらゆるデザインを研究の対象としています。私たちの生活をよりよいものに導き、社会や環境の改善に寄与するアイデアを具体的なデザインとして提案していきます。私たちが生活の中で関わる器物や環境は、技術の進歩や社会の変化に呼応しながら少しずつ進化しています。通信や電子の技術は言うまでもなく、製造業に関わるあらゆる技術が革新的な進歩を遂げており、それとともに新たに広がったデザインの可能性に対して、考察・提案・検証が求められています。

また同時に、我々の生活に影響を与える様々な技術が、本当に快適さを提供する方向に進んでいるのか、批評的視点も持たなければなりません。人間が持つ普遍性、歴史や文化に根ざした価値観は急激な進歩や発達と反りの合わない部分もあり、無理に捻じ曲げようとすると問題を露呈してしまいます。また、社会的文化的背景の多様性に対する配慮も今日では重要な事柄です。

現在我々が成すべきことを考察し、社会のシステムを新しい視点で捉えなおす有効なアイデアを具体的なデザインとして提案していきます。

主な卒業研究テーマ

  • パルプモールドを用いた小規模生産張子人形の制作
  • リコーダーを応用した打楽器の開発
  • 樺細工産業振興のための製品開発と販売促進方法の研究
  • 高齢労働者をリードユーザーとした可搬型バッグシーラーの開発
  • 都内の通勤通学に適した松葉杖に代わる歩行補助具の開発
  • 積極的な寄付を促す募金箱における遊戯的要素の研究
  • アナログ式音源メディアを用いた自動演奏楽器の制作