建築計画・都市計画分野 建築空間研究室

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教授 安藤 直見

教授 安藤 直見

Naomi ANDO

研究室の学び

世界の建築・都市は多様で活気に満ちています。たとえば住宅もサッカースタジアムもその形態は多様です。駅前のペデストリアンデッキでは西欧の広場に匹敵するようなさまざまなアクティビティが見られます。夜景などの景観も多様です。建築や都市の複雑な構成は、その構成を図式化したり、カタチを数値化したりして単純化してとらえると、その特性が見えてきて、新しいカタチをデザインするヒントが見つかるかもしれません。

社会との接点

社会人になると、目の前の仕事がさほどおもしろくないと感じることがあるかもしれません。多くの場合、単純なことを繰り返さなければいけないのかもしれません。しかし、目の前の小さな仕事は、実は大きな世界と関係しているはずです。建築のカタチは都市空間のイメージに影響を与えます。たとえばドアの取手などの建築の小さな部分が建築空間のイメージに影響を与えます。ですから、目の前の小さな仕事を通して、大きな世界を見通す目を養うことが何よりも重要です。すべての仕事が世界の成り立ちと関係しているという目をもてば、仕事がおもしろくなり、新しい世界をつくることにつながっていくはずです。

世界は建築であふれています。建築のおもしろさは、先進的な建築家のデザインする新しい建築や歴史的に価値のある建築の中だけではなく、すべての建築の中に隠れていると思います。見栄えのいい建築だけでなく、見栄えの悪い建築にも、なぜそうなったかという物語が隠れているかもしれません。

建築のおもしろさを見つけて、建築の設計や工事だけでなく、交通や広告や不動産や出版や映画や写真など、さまざまな分野でそれを活かして欲しいと思います。

主な研究テーマ

  • 住宅の平面構成に関する研究
  • 近代建築の立面構成に関する研究
  • 広場や街路や夜景の形態分析・空間解析
  • 広場やペデストリアンデッキの囲まれ感に関する研究
  • 都市空間のイメージに関する研究
  • 映画や小説に描かれた建築・都市空間に関する研究
  • 計算(コンピュータ)による新しいカタチの創造