知能情報分野 教育工学研究室

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研究に関連するSDGsの目標

専任講師 堤 瑛美子

専任講師 堤 瑛美子

Emiko TSUTSUMI

研究室の学び

私の研究室では、主にe-ラーニングシステムを利用した学習支援をテーマとして取り上げています。学習者がどんな問題に正解したか、学習時間、テストの点数など、e-ラーニングシステムから収集される様々な教育データを分析し、個人に最適な学習支援を行うための方法を研究していきます。統計学や機械学習などのデータ分析手法を学び、教育分野に限らず社会のあらゆるデータについて分析・解析を行う技術を身につけます。

社会との接点

近年では、小学校から高校、大学に至るまでタブレットやスマートフォンを用いた学習環境「e-ラーニングシステム」に触れる機会が増えています。e-ラーニングは時間や場所を選ばずに学習できるため便利なシステムですが、一方でシステムから出題される問題が簡単すぎたり難しすぎると、かえって学習効果が低下してしまいます。大量の問題 に取り組むことが効果的な学習というわけではありません。個人の成長に合わせて適切な難易度の問題に取り組み、学習が不足している場合には教材やヒントを提示するなどの支援を行うことよって理想的な学習環境を構築することができます。e-ラーニングシステムが社会のあらゆる場面で活用されている今、個人の成長に合わせた適切な学習を提供する仕組みの実現が重要な課題になっています。
そして、このような仕組みは統計学や機械学習などのデータ分析技術を用いることで実現することができます。しかし、データ分析技術は日々急速に発展しているものの、社会での利活用には透明性・説明性・公平性など様々な課題を抱えています。当研究室は、学習塾や教育現場と協力し、基礎技術の発展と社会応用における課題解決の両側面から社会問題に取り組むことを目標にしています。

主な研究テーマ

  • 教育データ分析
  • 学習者の能力成長予測
  • 問題推薦
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