航空操縦分野 航空操縦学

私の研究室では、小型機、大型機での実例を基に、安全に航空機を運航するための基礎を研究しています。安全技術は正しい知識なくしては実現できないことから、基礎の習得を中心に丁寧に学習していきます。更に、航空機の運航は事故事例や技術の変革によって操作方法や必要な知識も変化していきます。これらのことを念頭に航空機や操縦に関する見聞を深め、安全な航空機運航に役立つ素養を身につけていきます。

この研究室で学んだ皆さんが、操縦者や技術者として航空界で活躍されることで安全な航空機の運航が増えていきます。航空機の事故事例を見ます航空機の故障によるものがありますが、それ以上に人為的な事例が後を絶たないのも事実です。航空機の進歩に応じた操縦技術や知識を求められる一方で、人そのものの生理とも向き合わないといけません。健全な心身を維持して航空界で活躍できる人材を育むことで、社会に貢献できると考えています。多様化する航空機、変わりゆく気象や環境、これらの変化の中でも変わることのない基礎知識を学びながら、将来の変革にも適応できる対応力を身に付けて、社会に長く健全に貢献できる人材を育みます。航空機の運航は多くの人々の努力によって達成できます。チームワークをより良くするための技法も身に付けながら、人と人、人と機械とのコミュニケーションがいかに大切かを学んで、安全運航を担える人材の育成を目指しています。