知能情報学分野 人工知能・機械学習研究室

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研究に関連するSDGsの目標

准教授 柴田 千尋

准教授 柴田 千尋

Chihiro SHIBATA

研究室の学び

近年ブレークスルーしている深層学習(ディープラーニング)などの機械学習の手法を用いて、自然言語処理、医療データ分析、画像認識などの応用研究を行っています。
また、機械学習・深層学習の基礎研究にも取り組んでいます。例えば、変分オートエンコーダ(VAE)や分布埋め込み、距離学習といった方法を用いて、深層ニューラルネット内部に様々な情報がより良く表現される手法を、統計的学習理論と組み合わせて研究を行っています。

社会との接点

機械学習とは、人工知能の一分野で、平たく言うと、データを用いて、コンピュータに何かを覚えさせることで、深層学習は更にその中の一分野です。対象を限定すると人間の認識能力をすでに凌駕していることが知られており、様々なところで広く応用されてきています。
自然言語処理の分野では、アテンションを使った大規模なネットワークが有効で、文の深い意味のレベルまで捉えられるようになってきています。それらの技術は、自動翻訳、質問応答、文書分類、文の意味理解、文生成、要約、など多彩な事柄に応用されています。コンピュータビジョンの分野においては、通常の人間の能力を超えた更に先のこと(例えばネコの顔画像からのオス・メスの高精度な分類など)まで追求することができるようになっています。また、近年は TransformerやDiffusion Modelなどの強力なモデルが新しく発見され、文生成や画像生成に実際に使われるようになっています。
最先端と目される手法がネコの目のように変化する日進月歩の分野でもあり、フロンティア精神に基づき、多様で自由な研究を行っています。また、学際的な観点から、他の分野の研究機関、例えば大学病院など、との共同研究を通し、研究で培った深層学習の知識を社会に還元しています。

主な研究テーマ

  • 深層学習における内部状態の統計的手法による表現と新しい学習手法の構築
  • AI 技術による胎児の状態のモニタリングと安全・安心な周産期情報システムに関する研究
  • Distributional 学習に対するノンパラメトリックベイズの適用と応用
  • Transformer モデルを用いた対話文の役割の分類
  • 深層学習による画像の異常検知
  • 深層学習による猫顔写真の雌雄判別精度向上
© Hosei University
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