電機システム設計分野 電機システム設計研究室

専任講師 佐々木 秀徳

専任講師 佐々木 秀徳

Hidenori SASAKI

研究室の学び

本研究室では今までにない革新的な電気機器を生み出すための研究を行っています。その一つは自動設計です。自動設計とは人の手を介さず、コンピュータ内で的確に設計を行うことです。近年話題となっている機械学習技術を電磁界解析分野などへ応用し、既存の設計を凌駕する形状を高速に生成する最適化技術に関して取り組みます。電磁界解析技術をコアとして数理計画法、機械学習など幅広い知識を身に着け、幅広い設計分野への適用を目指します。さらに、実際に設計したモータを試作し、研究室で評価を行っています。今後、制御や設計へ情報科学技術の適用を通じ、デジタルツインの実現を目指します。

社会との接点

自動車をはじめ、機器の電動化が加速しています。さらに環境問題の観点から脱炭素化の動きもあり、機器の高効率化や軽量化が必須となっています。年々、要求される性能も厳しくなり、機器も複雑化していることから、設計に多大な労力と時間を必要とします。本研究室ではこれらの課題を自動設計技術により解決することを目的としています。電気機器に欠かせない部品であるモータ等を設計対象としており、産業界と密接に関係しています。機械学習や最適化分野の観点だけではなく、電気機器分野の側面からもアプローチを行い、実社会に適用可能なシステムの構築を目指しています。
本研究は電磁界解析、数理計画法、機械学習など様々な分野を横断するため、より体系的な知識を取得できます。さらに、実機を通じ、ハードウェアも学ぶことができます。これらの分野は産業界で非常に注目されており、今後の発展も期待できます。さらに、学会等での発表を通して社会でも通用するプレゼンテーションスキルを取得することができます。学会では企業の方や他大学と交流する機会が多く、自身の知見を広げる場となることが期待されます。

主な研究テーマ

  • AIを用いたトポロジー最適化の電気機器応用技術に関する研究
  • AIを用いた電気機器の自動設計手法に関する研究
  • データドリブンを駆使した電気機器システムに関する研究
  • 新たなエナジーハーベスティング技術に関する研究
  • 電力需要予測の精度向上に関する研究
© Hosei University
メニュー