認知科学分野 理論言語学・言語心理学研究室

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研究に関連するSDGsの目標

准教授 小畑 美貴

准教授 小畑 美貴

Miki OBATA

研究室の学び

人間は通常少なくとも1言語の母語話者となります。日頃何気なく使用している母語ですが、適切な語彙を選択し、文法に従い文を生成し、適切なイントネーションで発話する等、私達が母語を使用する際、実は非常に複雑な「計算」を瞬時にかつ正確に行っているのです。このような、人間にのみ与えられている「言語能力」とはどのようなものか、特に文の構造構築に関わる言語演算の仕組みを明らかにすることを目指して研究を行っています。

社会との接点

人間に生得的に備わっていると考えられている「言語能力」とはどのようなものかを考えていく過程で、社会/環境との接触を切り離して考えることは出来ません。人間は生育環境に応じて異なる言語を獲得し、その言語の母語話者となるからです。日本語を話す環境で育てば、日本語の母語話者に、英語を話す環境で育てば、英語の母語話者になります。人間にのみ備わるとされるこの言語能力は、自然言語であれば何語であっても母語話者になることを可能にし、一般的に4、5歳までには大人と同等の文法の知識を獲得することを可能にしてくれると言われています。人間に生得的に備わるこの能力が、生育環境に応じて様々な言語へと姿を変えていき、その言語を自由に操ることを可能にしてくれるわけです。言語と環境/社会との接点を詳しく見ていくと、子供がどのような過程を経て母語を獲得していくのか、言語能力は異なる言語(例えば日本語と英語)をどのように区別しているのか等、人間言語の奥深さに触れることが出来ます。

主な研究テーマ

  • 文解析と作業記憶:文法的依存関係構築における干渉効果
  • 極小主義プログラムにおける言語パラメターの検証
  • 動詞複合語のラベル付けとその解釈について
© Hosei University
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