学際宇宙ゼミナールでは、天文学と地方創生をキーワードにした研究活動を推進しています。フィールドワークを重視し、学校内で完結する研究ではなく、実際に現場に足を運んで、天体観測したり、現場の人々とコミュニケーションを取ったりしながら、現場だからこそ得られるデータを収集します。そのフィールドが福岡県八女市星野村です。星野村は星がとても美しく見える地域で、星をキーワードに地域活性化に取り組んでおり、その一端を当ゼミが研究活動として協力しています。特に、SDGsの考えをヒントに幅広い視点で物事を捉えることで、一見天文学と関係な さそうな問題も研究テーマとして扱います。例えば、空き家問題を解決する研究にも取り組みます。なぜなら、空き家問題の解決は、村全体の持続性や発展に繋がります。星を大切にしている星野村が活性化すれば、結果的に天文学の普及や発展にも繋がると考えます。フィールドワークはサバイバルです。価値観が圧倒的に広がり、一人でも力強く生きていく力が付きます。
星野村の星空と天体望遠鏡