数理論理学・形式言語理論分野 応用論理・数理言語学研究室

研究キーワード:主研究

教授 金沢 誠

教授 金沢 誠

Makoto KANAZAWA

研究室の学び

数理論理学と形式言語理論について学びます。この2 つは、比較的歴史の浅い数学の分野で、コンピュータ科学のための基礎理論にもなっています。実数や関数のような高校数学でおなじみの対象ではなく、記号列の解釈や記号列の集合の規則性の表現などのより抽象的な対象を扱います。特に力を入れて取り組んでいるのは、人間の推論や人間の言語の文法の使用・習得のメカニズムの数理モデルに関連する研究です。

社会との接点

数理論理学は数学の厳密化・形式化の流れの中で20 世紀前半に確立した分野で、数学基礎論と呼ばれることもありますが、過去数十年はコンピュータ科学へのさまざまな応用を通して新たな形で発展しています。形式言語理論はもともと1950 年代に理論言語学の分野で人間の言語やその文法を抽象化し数学的対象として研究しようという考えから始まったものですが、その後コンピュータ科学の中で研究され、プログラミング言語処理系の理論的基盤にもなっています。このように、この分野の基礎理論はコンピュータ科学を通して現実の社会で大いに役立っているものです。この研究室で力を入れている人間の言語や文法に関連する研究の中にも、コンピュータによる自然言語処理で実用化されている技術もあります。しかし、自然言語処理の最新の技術は常に変化していますし、人間による実際の言語理解の過程や言語習得のメカニズムはいまだに多くの謎につつまれています。すぐに使える技術を提供するよりも将来のブレイクスルーの助けになるような知見を蓄積することが長い目で見て重要であり、そのためにも抽象的な数理モデルの研究が欠かせないと考えています。

主な研究テーマ

  • 形式言語(記号列の集合)の学習アルゴリズムに関する研究
  • 形式文法の複雑さの分類に関する研究
  • 知識や主観的確率を表現する論理体系に関する研究
© Hosei University
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