人間・社会科学、心理学分野 パーソナリティ・人間科学研究室

研究キーワード:主研究

研究に関連するSDGsの目標

教授 伊藤 隆一

教授 伊藤 隆一

Ryuichi ITO

研究室の学び

当研究室は、心理学・統計学の知識を応用して、産業分野や臨床分野で人間と社会の営みを数値化し表現・活用しようとする試みを行っています。人間や社会には共通性と独自性がともに備わっています。どんな人間にも共通する、あるいは、どんな社会にも共通する一般性を追求することが第1のテーマです。同時に、ある個人特有の、あるいは、ある社会独特の独自性を追求することが第2のテーマです。人間や社会の営みの説明にはその両方が必要なのです。

社会との接点

当研究室では、そのためのツールとして、精研式文章完成法テスト(SCT)、インバスケット・ゲーム(IBG)などを開発し、また、SPSS 等の統計ツールを活用したアセスメントを行っています。そして、それらの研究を社会的に活用するために、2015 年4 月「一般社団法人日本SCT 学会」を組織し、社会的な啓蒙活動・実践活動を行っています。

SCT については、2012 年に金子書房より『SCT 活用ガイド』を出版し、また、企業人事担当者を対象としたセミナーJ、教育・臨床心理士などを対象としたセミナーKを毎年1 回ずつ、SCT フォローアップ研修会を年6回開催しています。

IBG に関しては、2008 年に金子書房より『管理能力開発のためのインバスケット・ゲーム[ 改訂版]』を出版し、また、「一般社団法人日本SCT 学会」の中にIBG 研究会を設けて、新しいIBG を開発し、企業・組織の管理者の管理能力を把握し、教育・訓練するための組織作りを急いでいます。

主な研究テーマ

  • インバスケット・ゲームの妥当性・信頼性の研究
  • 生理指標を用いた上がり症を克服するための方法の研究
  • パーソナリティと血液型との相関はあるのか?
  • パーソナリティと好む色彩との相関はあるのか?
  • 自己肯定感の研究
  • SCTを用いたパーソナリティの枠組みの研究
© Hosei University
メニュー