一般化学分野 超分子化学研究室

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研究に関連するSDGsの目標

教授 尾池 秀章

教授 尾池 秀章

Hideaki OIKE

研究室の学び

高校までの学習で、化学は暗記の科目と誤解されがちです。しかし、実際に物質を扱い、それらを理解し活用するのが化学という学問です。そして、他の学問にない顕著な特徴は、これまでにない新しいものを、自ら創り出すことができることです。そのためには、暗記ではなく化学をきちんと理解すること、そして実際に実験を行い、物質が見せる様々な性質や変化を自分の五感で感じ取ることが重要です。そのような学びの助けとなる化学教育を行います。

社会との接点

人間社会と化学は切り離すことができません。身の回りにある材料は全て化学の力で生み出されていると言っても過言ではありません。そんな材料の一つにプラスチックがあります。最初に商品としてのプラスチックが研究者の手で合成されたのは、1 世紀と少し前になりますが、この100 年余りの間に、この分野は急激な発展を遂げてきました。それまで人類は、天然に存在する樹脂や繊維を材料として利用してきましたが、これらの材料も含めて、物質を構成する分子の構造やはたらきに対する理解が深まると同時に、材料の品質向上、新機能発現、高機能化が達成され、人間生活に豊かさが与えられてきました。一方で、物質の性質には人間生活に対する負の側面も見られます。プラスチックで言えば、廃棄が一つの大きな社会問題になっていることは、よく知られていることかと思います。また化学反応が生み出す莫大なエネルギーは、人為災害のもとにもなります。これら正の側面と負の側面をコントロールすることも化学の役割であり、化学を学び、化学に携わる人々の重大な責務となります。

主な研究テーマ

  • 高分子の「かたち」を設計する方法論の研究
  • 非共有結合性相互作用を利用する有機材料の研究
  • 光学活性な分子の構造と認識に関する研究
  • 実感し理解できる化学教育に関する研究
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